【お悩み相談】「変な夢を見たり、日中頭がボーッとしてやる気が出ない」 #毒出し保健室

 【お悩み相談】「変な夢を見たり、日中頭がボーッとしてやる気が出ない」 #毒出し保健室
Photo by Anthony Tran on Unsplash

アーユルヴェーダの中で大切にされている考え方をシンプルに言うと、"体に毒を溜めない/毒を排出する"という『毒出し』。「大きな声ではちょっと言えない」「身近な存在の人には知られたくない」と言った悩み事を抱えていませんか? 体調や心の悩み、人間関係やら恋愛、夫婦やパートナー間のあれこれまで、皆さまの悩ませている毒を溜めずに排出するべく、アーユルヴェーダアドバイザー/ヨガ講師の桑子麻衣子がアーユルヴェーダとヨガの智慧をベースにお悩みに答えます!

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今回「毒出し保健室」に来てくれたのは、「月に何日か、頭がボーッとしてやる気が出ないことがある」とお悩みのMさん(36歳)。普段の生活まわりを中心にお話をお伺いしました。

【今回のお悩み】「生理前になると頭がボーッとしてやる気が出ない」

桑子: こんにちは!今日はどういったお悩みですか?

Mさん: 毎日ではないんですけど、月に何日間か、頭がボーッとして辛いことがあるんです。

桑子: 辛いですね。月に何日間かということですが、具体的にどんな時に多いなど気づくことはありますか?例えば、夜ふかしをした後だとか、生理前にあるなど。

Mさん: そう言えば、生理の1週間前の2−3日間ですね。この時期は変な夢を見ることもあって、眠りも浅いことが多いような気がします。結構寝ているつもりなんですが、睡眠時間をとっても疲れが取れていないことが多いです。

桑子: なるほど。頭がボーッとする、睡眠の質の低下以外に、生理前に気になる症状はありますか?

Mさん: 不安になることは結構多いですね。

桑子: 起床時間や睡眠時間、あとはどんなものを食べているかなど教えて下さい。

Mさん: 朝は出勤の日は6時半に起きて身支度をしてコーヒーを飲んで、7時過ぎには仕事に向かいます。通勤時間に2時間弱かかるので、朝は慌ただしいですね。今は週3出勤で、会社にいる時は同僚とランチに行きます。帰宅は夜の9時過ぎとか。そこから夕飯は、ささっと食べれるような簡単なものを作ったり、スーパーのお惣菜を買ってくることもあります。在宅勤務の日は、8時過ぎに起きて、シリアルなどを食べて9時から仕事を始めます。ランチは家にあるものを適当に食べる感じです。夜は、母の作った料理を食べます。実家暮らしなので。就寝は、11時から12時までには寝るようにしています。

アーユルヴェーダアドバイザーのアドバイス

PMS症状の可能性あり

PMS(月経前症候群)とは、Premenstual Syndrome の略で、生理3~10日ほど前に始まる、精神的あるいは身体的な不調のことを指します。Mさんの症状(睡眠の質の低下、頭がボーッとしてしまう、やる気の低下、また不安感)は、PMSの症状に当てまりますし、時期的にも可能性は高いのではないかと推測します。

PMSの原因はまだ科学的にはっきりと証明はされていませんが、女性ホルモンの影響が強く関与していると言われています。

一方で、アーユルヴェーダではPMSは精神的要因が強く関与するといわれています。Mさんの場合は、出勤日と在宅日で生活習慣が変化すること、またお食事も食べたり食べなかったりすることもあるため、不規則な生活をしていることも少なからず精神的な負担になっている可能性も考えられるかと思います。

アーユルヴェーダ的鎮静方法

◆規則的な生活を心がける

不規則な生活は以外にも精神的負担に強く影響します。なるべく起床時間と就寝時間は、同じ時間にすることを心がけると◎。お食事は、出勤日と在宅日で多少のズレがあることは仕方ありませんが、なるべく同じ時間が良いでしょう。

また、時間が許すようであれば昼間は太陽にあたって活動するのが◎。お仕事中に10分程度でもいいので、外を散歩してみてはいかがでしょうか。

◆オイルマッサージ

温かいオイルによるマッサージは、精神をリラックスするのにとても効果的です。不安感や不眠にお悩みのMさんには、キュアリングしたごま油でマッサージするのがおすすめです。イライラしたり、批判がましくなるようなら、ココナッツオイルでマッサージがおすすめ。クールダウンを助けてくれます。

時間があるようであれば、頭部、下半身、下腹部などを中心に行って下さい。何かポイントをマッサージするというよりかは、オイルを塗布するとイメージして下さい。

◆ヨガや瞑想などリラックスを促すものを見つける

ヨガのポーズの練習や瞑想などを毎日練習するようにするのもおすすめです。朝は慌ただしいかもしれませんが、お風呂上がりの身体が温まっている時などにすると、リラックス効果も高まり、睡眠の質にも良い影響をもたらす可能性が期待できます。

もちろんヨガや瞑想に限らず、リラックス系の香りのアロマを炊いたり、音楽鑑賞なども◎。PMSの時は、知らずしらずの内に身体も心もこわばりやすい時期です。なるべくリラックスできるようなツールをたくさん持っておくと良いでしょう。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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