【お腹周りの浮き輪肉がごっそり落ちる】理学療法士による「くびれが蘇るヨガポーズ」
理学療法士の堀川ゆきさんが、効果的に「くびれを作るためのアプローチ」について解説します。
ウエストの気になる贅肉
ヨガウエアを着た時や、ジーパンを履いた時、ズボンや下着の上にはみ出るお腹まわりの脂肪が気になる人は多いと思います。
主婦の友社が運営する「暮らしニスタ」の2021年のアンケートによると、30代40代50代の主婦187名の解答で、「一番痩せたい部位はお腹まわり」と答えた人が89.4%と、なんと圧倒的首位でした。
特に女性は、妊娠、出産、加齢によって体型が変化しやすく、どうしても脂肪が付きやすい部位なので、仕方がないともいえます。でも、「もう少しお腹まわりをスッキリさせたい!」「以前のくびれたウエストを取り戻したい!」という人向けに、ヨガのあるポーズをアレンジした簡単なエクササイズを今回紹介します。
意識する筋肉はココ
お腹まわりのシェイプアップのために、ターゲットとなる筋肉は主にこの3つです。
腹斜筋群
(働き:体幹の回旋、側屈、屈曲)
腰方形筋
(働き:体幹の側屈)
腹直筋
(働き:体幹の屈曲、腹圧を入れる)
お腹まわりに贅肉がついている場合、この3つの筋肉が普段から使われておらず固まっている可能性があります。そこで今回は、サボった状態でいるこれら3つの筋肉が目覚めて働くように、ストレッチをしつつそして同時に筋トレも行います。つまり筋肉を、「伸ばす動き(エキセントリック収縮)」「縮める動き(コンセントリック収縮)」を交互に繰り返し、さらに仕上げに、「止めていきむ(アイソメトリック収縮)」を入れて、この3つの筋肉に確実に効かせらせるアプローチをしていきます。
ウシュトラーサナでくびれを作ろう
ウエスト周りに効くエクササイズは、ヨガのウシュトラーサナ(ラクダのポーズ)です。
このウシュトラーサナをアレンジしたエクササイズを紹介します。
エクササイズの動きは全部でこの3つです。
・体幹の側屈
・体幹の回旋
・腹圧を入れる
膝立ちでもし膝が痛い場合は、膝の下にタオルを敷いて膝を保護してエクササイズを行なってくださいね。
AUTHOR
堀川ゆき
理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。2006年に渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。その後ヨガの枠をこえた健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士資格を取得。スポーツ整形外科クリニックでの勤務を経て、現在大学病院にて慢性疼痛に対するリハビリに従事する。ポールスターピラティスマットコース修了。慶應義塾大学大学院医学部博士課程退学。公認心理師と保育士の資格も持つ二児の母。
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