【天然のエストロゲン】大豆イソフラボン由来「エクオール」が更年期症状の不調対策に!賢い摂り方は?
“健やかで美しい体と心”を手に入れるための最新情報を女性医療ジャーナリストの増田美加がお届けします。
エストロゲンに似た作用がある大豆イソフラボン
自然界の中には、女性ホルモンのエストロゲンに類似した物質がいろいろあります。そのひとつが「大豆イソフラボン」です。
「大豆が女性の美容と健康にいい!」ということは、私たち日本人にはよく知られています。大豆に含まれている大豆イソフラボンという成分が、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをして、更年期の症状が和らぐと言われています。
アメリカでも大豆イソフラボンはホットフラッシュ、自律神経失調症状を緩和し、更年期症状に効くとされ、サプリメント業界は大きな市場になっています。
「日本女性は大豆製品をよく食べるから更年期障害が軽い」「欧米人に比べ、日本人の骨粗鬆症の発症率が低いのは、大豆製品をよく食べることと関係している」と、イギリスの医学専門誌に取り上げられたこともあります。
大豆イソフラボンの恩恵を受けられない人が50%も!
近年の研究で、大豆イソフラボンのことがさらによくわかるようになってきました。腸内細菌によって、大豆イソフラボンが「エクオール」という物質に変わり、これがエストロゲンとよく似た働きをしていることが解明されたのです。また、この腸内細菌を持たず、大豆イソフラボンがエクオールに変わらない日本人が約50%もいることもわかりました。
この50%の人は、納豆や豆腐などの大豆製品を一生懸命、食べても、エストロゲンに似た作用の恩恵を受けられないのです。欧米人は、日本人以上にエクオールを産生できる人が少なく、70~80%も作れない人がいます。
エクオールを作れるかどうかは、検査で
エクオールを産生できるかどうかは、尿検査でチェックすることができます。エクオールは、体で作用した後、尿から排出されるため、尿検査で測定が可能です。
専用の採尿キット「ソイチェックR」で、前の晩に大豆製品(納豆なら1パック、豆腐なら半丁)を食べて翌朝一番の尿を採取します。返信用封筒に入れ郵便ポストへ投函すれば、検査結果は約1週間後に届きます。ソイチェック|ヘルスケアシステムズのエクオール検査 (karadano-monosashi.jp)
大豆製品を食べても、このエクオールを作る腸内細菌を持たなかったら、どうすればいいのでしょうか? 大豆製品や大豆イソフラボンでなく、エクオールそのものをサプリメントで摂るという方法があります。大豆を乳酸菌で発酵させることで作られた、エクオール含有サプリメントがさまざま販売されています。成分は、大豆胚芽とほぼ同じです。
骨粗鬆症予防やシミ、シワにも
検査で、エクオールを作れることがわかったら、大豆製品を食事から摂ればOKです。1日の必要量の目安は、木綿豆腐なら3分の2丁、納豆なら1パック程度です。エクオールを産生できる人でも、大豆イソフラボンは体内にとどまっていないため、毎日、大豆製品を食べる必要があります。毎日、必要量を摂るのが大変だったり、更年期ケアの基本としてエクオールを摂りたい人は、サプリメントを利用する手もあります。
最近、エクオールの体内での作用やメカニズムが急速に解明されてきています。更年期症状をやわらげ、骨粗鬆症の予防や改善、シワの改善効果が報告されています。また、抗酸化作用によるシミの改善、美白、血管の健康を保つ、乳がんの抑制など、女性に嬉しい作用が期待されています。
油断大敵、顔面の骨は40代から減ってくる
さらに、骨への影響もわかってきました。更年期以降、エストロゲンの低下によって骨密度が減少し、骨粗鬆症になりやすいことは知られています。これまで、顔面の骨密度を注目することはあまりありませんでした。ところが肌を支える顔面骨の骨密度も例外ではなく、40代から減っていくのです。
米国のある研究で、年代別に、腰椎(腰の骨)と顔面骨(上あご、下あご)の骨密度を比較しました。その結果、腰椎よりも顔面骨のほうが、骨密度の減少が激しいことがわかりました。
さらに、腰椎の骨密度減少は、61歳以上で起こるのに対し、顔面の骨密度減少は41歳~60歳の更年期世代で起こっていることが明らかになっています。
顔面の骨が減ると老け顔に!
顔面骨は、顔の筋肉、脂肪組織、肌組織の全ての土台です。その土台が萎縮すれば、必然的に、肌はたるみます。特に、目の周りの骨が萎縮すると、くぼんで老け顔に見えます。骨粗鬆症や老け顔予防のために、骨密度の減少を抑えるためにも、エストロゲンに似た作用のある大豆イソフラボンを摂ることで、低下したエストロゲンを補えます。
大豆イソフラボンに含まれる成分ダイゼインが腸内細菌で代謝され、産生されるのがエクオール。これがエストロゲンに近い働きをするのです。大豆イソフラボンを意識して摂ることで、全身はもちろん、顔面の骨密度減少を防ぐ効果が期待できます。
-
9人に1人がかかる時代。見つけにくい“高濃度乳房”とは?乳がん専門医が語る検診の選び方
-
乳がん手術後の胸をつくる「乳房再建」という治療。地域格差をなくすには?形成外科医の取り組み
-
9人に1人がかかる乳がんを早期発見するために。専門医がすすめるセルフチェックと運動習慣
-
閉経後に「突然、肌が乾く」その理由はホルモン低下?更年期の肌の最適なケア方法を皮膚科専門医が伝授
-
PMSの吹き出物対策!皮膚科専門医が薦める肌ゆらぎの時期のスキンケア
-
20代30代の5人に1人は栄養失調!?やせ過ぎに要注意!不妊リスクや骨粗しょう症に!専門家が警鐘
-
年間1万人がかかる…子宮頸がんにかからないためにやっておくべきたった2つのこと【医師からの提言】
-
子宮頸がん検診が変わった! 専門医が語る「30代以降の女性は、子宮頸部のHPV検診がメリット大」
-
話題のNHKドラマ主人公の膠原病 20代~40代が発症ピークの病気も!その症状とは?専門医に聞く
-
膠原病「シェーグレン症候群」は更年期世代に発症しやすい! 気をつけたい症状とは?専門医に聞く
-
NHKドラマでも話題!30代~60代女性に圧倒的に多い「膠原病」こんな症状は要注意!専門医に聞く
-
痔を自分で治すコツを専門医が伝授!市販薬や漢方薬の選び方も教えます。
-
【放置しないで…更年期以降のこむら返り】下肢静脈瘤の初期症状かも?!専門医が答えます!
-
更年期の「歯ぐきの腫れは自分で治せる!」歯周病専門医の第一人者が教えます!
-
これまでと同じ食事・運動だと閉経後、血糖値が上がる!?【専門医が教える血糖値を下げる方法】
-
二の腕や太もものブツブツ、ザラザラの正体「毛孔性苔癬」とは?どう治す?【美容皮膚科医に聞く】
-
「体のニキビ跡、赤み、色素沈着が治らない…」背中とデコルテのケアと治療法を美容皮膚科医に聞く
-
腟から血が…もしかして病気?毎年1万8千人…近年増加する子宮体がん要注意サインとは?専門医が解説
-
更年期に生理の出血量が増えていませんか? 閉経前の過多月経(大量出血)のリスクを産婦人科医が警告
-
フェムゾーンのかゆみ、イガイガ、ヒリヒリ。くり返す膀胱炎…更年期のフェムケアを専門医がアドバイス
-
更年期以降の性交痛、ヒリヒリ、かゆみは「GSM」の可能性!?女性泌尿器科医の第一人者が解説
-
その尿もれ「腟のコリ」が原因かも?「腟コリ」改善で尿もれが治る!?【専門医に聞く】
-
20代~60代女性で1年間セックスをしていない人は約50%。性欲がないのはなぜ?【専門医の回答】
-
乳がん検診で「精密検査」と言われたら、どうすれば?【乳腺外科医が解説】
-
もしも乳がんが見つかったときに知っておくと役立つ5つのこと【乳腺外科医からのアドバイス】
-
【乳腺外科医に聞く「乳がんの症状と予防」】乳がんはどうすれば防げる?見逃される乳がんってあるの?
-
更年期に多い「巻き爪」大きめの靴でごまかすのは危険!痛みや腫れが治まる爪切り治療とは?医師が解説
-
子宮頸がん検診が変更「異常ナシなら5年に1回のHPV検査へ」知っておくべきことは?専門医が解説
-
若い世代に急増?!子宮頸がんは早期発見より“予防できる”がん!今すべきこととは?専門医からの提言
-
【9月末までに1回目を】無料接種がもうすぐ終了!「HPVワクチン」の予防効果と副作用を医師が解説
-
専門医が推奨!「ストレートネックによる肩こり」改善ストレッチ&マッサージ【更年期の肩こり対策】
-
約2000万人が悩む国民病「腰痛」の原因とは?自宅で出来る予防策とセルフケア【専門医からの提案】
-
50歳以上要注意!片頭痛の重症化にも関係「帯状疱疹ウイルス」の症状と予防策|頭痛専門医からの警告
-
男性の4倍!圧倒的に女性に多い頭痛…専門医が薦める【片頭痛と緊張型頭痛】のセルフケア対策は?
-
日本人の約4000万人が悩む慢性頭痛!専門医が教える、女性に多い「片頭痛」の正しい対処法
-
【病院に行くべき異常なおりもの】は白い?黄色い?泡立ちアリ?専門医が見分け方を解説
-
【更年期世代、おりものの変化に注意】洗い過ぎはNG!産婦人科医が勧める“おりもの”のニオイ対策
-
【更年期女性の不眠問題】眠れない…夜中目が覚める…どうすれば?睡眠専門医が教える「不眠解消法」
-
いびきで友達と旅行できない…眠りが浅い…【睡眠専門医が教える】「いびき」の治し方
-
【更年期世代】の猫背、浮き輪肉、垂れ尻を美姿勢に変える方法|1万5千人をリハビリした専門家が伝授
-
閉経後の腟トラブル…イガイガ、ヒリヒリの最新治療法とは?フェムケア専門の女性泌尿器科医が解説
-
【かゆみ、尿もれ、性交痛…】今、注目の「GSMケア」とは?フェムケアの専門医師からアドバイス
-
PMSより深刻…生理前に起こる心の不安やイライラ「PMDD」を改善する方法|専門医がアドバイス
-
【婦人科医に聞く】PMSの症状…眠気、食欲増加、ニキビ・吹き出物の対策は?
-
唾液力が低下すると起こる生活習慣病、感染症、うつ、肌老化…原因と対策は?|唾液の専門家からの警告
-
息苦しい、息切れ、動悸の多くは情動(感情)の乱れが原因!?呼吸神経生理学の医師が説く改善法
-
【専門医の警告】生理の出血量が多い人は貧血かも?心臓や脳に負担の可能性も…!対策と治療法は?
-
生理の出血、どのくらい多いと異常?婦人科医が【過多月経の対策と治療】について解説
-
わきの多汗症に悩む人は260万人も!臭いが気になるわき汗とわきがの最新治療法【皮膚科医が解説】
-
手のひらの汗に悩む人は約493万人!手のひらの汗の原因と対処法を専門医が解説
-
【更年期】これまでと変わらない生活なのに太るのはなぜ?“腎虚太り”の改善法を漢方専門医が解説
-
ドライアイ「マイボーム腺機能不全( M G D )」に目薬以外の選択肢、新治療「IPL」とは?
-
肛門周りが「痛がゆい」どんな病気の可能性?何科で診てもらうのが正解?消化器の専門医が回答
-
閉経後はLDLコレステロール180mg/dL未満なら治療の必要はない!?循環器専門医からの新常識
-
エストロゲンが減ると血糖値が上がる?予備軍含め2000万人、専門医に聞く「閉経後の糖尿病対策」
-
フルーツが原因?突然、発症する「大人の食物アレルギー」見分け方と対策【専門医からの警告】
-
女性の9人に1人がかかる「乳がん」。予防するための食べ方と運動法【乳がん専門医に聞く】
-
【乳がん専門医が語る】40代から要注意!9人に1人がかかる乳がん。乳房と命を救うためにできること
-
専門医が解説【国内のリンパ浮腫患者は25万人超】命に関わる病気の可能性も!病気の見分け方と予防法
-
更年期世代の【茶色いおりもの・不正出血は要注意】医師が解説!子宮体がんの初期症状と予防策
-
医師が解説!脳梗塞、心筋梗塞のリスクを上げる【血管老化の5大要因】絶対行うべき生活の改善とは?
-
命に関わることもある?爪が割れる、髪が抜けやすい…は「かくれ貧血」の可能性。対処法は?医師が警告
-
更年期に多く、汗の季節にできやすい…顔の白いブツブツ「エクリン汗嚢腫」って何?皮膚科専門医が解説
-
腸活で糖尿病、動脈硬化を予防|腸内環境研究の第一人者が語る「今すぐやめるべき習慣」とおすすめ食材
-
足の専門医が【外反母趾、巻き爪が治らない理由】を解説|60代からの歩行困難を予防する足のケア方法
-
【花粉症治療第一人者に聞く】薬はいつから飲む?処方箋と市販の違いは?今すぐ始めたい予防ケア
-
【医師が解説】毛細血管の老化は45歳から?!「ゴースト血管」にしないために今、すべきこととは?
-
【更年期世代、赤いシミには要注意】早期がんの可能性も?!シミと病気の見分け方を専門医が解説
-
【更年期以降のひざ痛】医師が解説!ひざ痛が治らないワケ、痛みの負のスパイラルを止める唯一の方法
-
【更年期の肌対策】「肌質への誤解」が肌老化を進めている?!皮膚科専門医が薦める正しいケア方法
-
【更年期から急低下する骨密度】骨粗鬆症専門医に聞く「いつの間にか骨折」どうしたら予防できる?
-
【更年期に低下する消化力…なぜ?】女性ホルモンの減少による胃腸機能低下のケア方法|医師が解説
-
マスク老けに注意…顔の印象は口もとが9割?口角の上がった美しい口もとを作る方法【歯科医師監修】
-
【唾液不足が原因?更年期から増える歯黄ばみ】歯科医師に聞く、ホワイトニングはどうすれば?
-
【女性泌尿器科専門医からの警鐘】尿もれ、骨盤臓器脱の原因…鍛えなければ衰える「骨盤底筋」の強化法
-
単なる老化では済まされない!?更年期から注意したい「皮膚の病」とは【皮膚科専門医からの警鐘】
-
【更年期のVIO脱毛】体験談から考察!どこで行う?費用や選び方のポイントは?
-
「介護脱毛」って何?更年期のVIO脱毛はやるべき?【アンダーヘア脱毛メリット・デメリットを考察】
-
【更年期になるとなぜ脂肪がつきやすくなるの?】更年期になると“太る!”をくつがえす生活習慣
-
【更年期のメンタルヘルス】加齢とともに増える心身の負担…更年期のイライラ・うつの乗り越え方
-
【突然始まる、手先・足先のしびれ】更年期症状?それとも別の病気?対策と注意したい病気
-
女性ホルモンの減少が原因?【更年期世代の頑固な肩こり・腰痛】に効く「セルフケア」と注意したい病気
-
【天然のエストロゲン】大豆イソフラボン由来「エクオール」が更年期症状の不調対策に!賢い摂り方は?
-
太る?肌が綺麗になる?薬の副作用は?更年期症状を緩和する【ホルモン補充療法】の素朴な疑問に回答!
-
【更年期障害の治療薬について学ぼう】ホルモン補充療法(HRT)の種類と選び方
-
【更年期の不調】更年期世代のドキドキ、息苦しさ、息切れ…これって心臓の病気?予防と対策
-
【更年期頭痛の原因と対策】頭が痛い、重い…更年期に起こる「頭痛の対処法」
-
【更年期のサイン】これも更年期障害?自律神経の乱れによる「めまいと耳鳴り」の対処法
-
【不眠、寝つきが悪い、眠りが浅い…】更年期によく起こる「不眠トラブル」の乗り越え方
-
【更年期の肌対策】ピンと張っていた肌がいつのまにか、たるみ、シワ、シミ…諦めないで行えるケアとは
-
【更年期症状】女性ホルモン減少のせい?薄毛、抜け毛、髪にツヤがない、爪が割れる原因と対処法
-
【更年期による肌質変化】こんなことなかった…今までと違う!お肌の乾燥、かさつき、痒みの予防と対策
-
【更年期の不調】頭痛や肩こりの原因にも「ドライアイ・疲れ目・老眼」も更年期障害?予防と対策
-
【更年期の痛み】女性ホルモン低下が原因?頑固な肩・首こり。突然起こる腰、背中痛の対策教えます!
-
【更年期を正しく理解しよう】おなかが張る、痛い…これも更年期!?「胃腸機能低下症状」の対処法
-
【自分を責めないで】やる気が起きない、疲れがとれない、だるい…「更年期特有の疲れ」の改善法
-
【更年期特有冷えの賢い対処法】冷えの感じ方が今までと違う?「更年期」の冷えにどう対応する?
-
【更年期によくある症状】人前に出るのがイヤ…顔がほてる、大汗をかく「ホットフラッシュ」の改善策
-
【更年期になると、誰もが更年期障害になる!?】間違って理解していませんか?更年期にまつわるQ&A
-
【知っておくことで予防できる】40代更年期以降、女性ホルモン「エストロゲン」不足が招く病気とは?
-
【PMSの賢い乗り切り方】生理前に太る、むくむ人はPMSかも!予防と対策法は?
-
【生理不順はなぜ起こる?】生理が遅れる!生理が来ない!…妊娠していないときどうすれば?
-
【チェックリスト】フェムゾーンのかゆみとおりもの。病院に行くべきはどんなとき?
-
恥かしくて相談できない…自分では見えない場所「お尻」がかゆい…!原因は?どんな病気の可能性が?
-
【更年期と閉経】更年期になると、月経(生理)の周期や量はどんなふうに変化していくの?
-
更年期のこと知ってるつもりで誤解してない?【更年期のウソ・ホントQ&A】
-
【更年期障害の原因とメカニズム】予防もできる?!「女性ホルモンのゆらぎ」更年期の乗り越え方
-
【40代から要注意!更年期の始まりのサイン】こんな症状、気にならない?(更年期指数チェック付)
-
【40代「おしも」の悩みの解決策】腟のかゆみ、乾燥、頻尿、尿もれ、性交痛の正しいケアとは?
AUTHOR
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く
RELATED関連記事
-

【40代〜50代のゆらぎ世代を乗り切るために】更年期突入前からおすすめしたいヨガポーズ&呼吸法
一般的に更年期は45歳から55歳ごろと言われています。ただ、実際、私の周りには予想していたよりもずっと早く閉経を迎え、更年期のような症状に悩まされていた人も。なるべく若いうちから女性のライフステージについて理解をして、来たる更年期に備えて準備をしておけるといいですね。
-

【更年期症状が重い人と軽い人の違いとは?】「更年期障害」にならないために今からできる対策
暑くて汗が止まらなくなる、イライラする、不安になる、動悸・息切れが起こる…。更年期に現れる症状は多種多様で、重い人も軽い人もいます。重い人は日常生活に支障をきたす「更年期障害」になる方も。今回は、こうした症状が起こる原因から、できるだけ更年期障害にならないようにするにはどうすればよいか、お伝えします。
-

ほてり、のぼせ、発汗、寝汗…更年期症状を緩和する6つのヨガポーズ
更年期(閉経前後の45歳~55歳)は、家庭環境と社会環境にいくつかの重大な転機が生じる時期で、女性ホルモンの分泌が大きく変動します。 多くの更年期症状は、主として卵巣ホルモンの変化が自律神経の中枢に影響を及ぼすためと考えられています。 また、性中枢でもある脳の視床下部がストレスの影響を強く受けると自律神経が乱れ、その結果、多様な不定愁訴を引き起こしてしまいます。 自律神経の失調が引き起こす血管系の症状として、ほてり、のぼせ、発汗、寝汗、高血圧、冷え、不眠などがあります。
-

太る?肌が綺麗になる?薬の副作用は?更年期症状を緩和する【ホルモン補充療法】の素朴な疑問に回答!
“健やかで美しい体と心”を手に入れるための最新情報を女性医療ジャーナリストの増田美加がお届けします。
-

【閉経をお祝いする10の理由】女性にとって更年期以降の10年間は「人生の黄金期」!?そのワケは?
「女としてもう終わり」「おばあちゃんへの第一歩」「更年期の不調とあいまって、心や体にさまざまな症状が出てきて大変」…。多くの方が、こんなネガティブなイメージを持っている「閉経」。実は、とてもたくさんのメリットを併せもっています。今回は、閉経の“光”の部分に焦点を当ててみましょう。


