【風邪・インフルエンザの季節には必須】細菌を効果的に取り除く「キッチンの除菌方法」
キッチンの除菌に最適な製品は?
多くの掃除用品が、表面を除菌し、細菌やウイルスなどを取り除くことを約束しています。しかし、これらの製品はすべて真の除菌剤ではありません。では、どれがキッチンの除菌に適しているのか、どれが日常的なクリーニングに適しているのか、どうやって見分ければいいのでしょうか?
EPA(米国環境保護庁)は、除菌剤を見分けるための便利なリストを用意しています。これらのリストに載っている製品はすべて抗菌性があり、一般的な病原菌に効果があるとしてEPAに登録されています。ノロウイルスやさまざまな株の風邪など、対象とする病原菌の種類によって除菌剤を選ぶこともできます。
さらに、お店で新しい除菌剤を選ぶ際には、製品のラベルに記載されているEPA登録番号を確認するようにしましょう。EPAに登録されている除菌剤にはすべて登録番号があり、会社番号と製品番号が123-45といった形式で記載されています。
また、どのような除菌剤を使えばよいかわからない場合は、漂白剤とアルコールの2つを使用するのが一般的です。CDCは、漂白剤と70%以上のアルコールで作られたクリーナーを除菌に使うことを推奨しています。
ナチュラルクリーナー(自然派のクリーニング剤)に除菌効果はあるか?
ナチュラルクリーナーは、化学物質を含んだ製品に代わる素晴らしいアイテムです。しかし、残念ながら除菌に関しては、ナチュラルクリーナーはそれほど強力ではありません。
EPAが定める除菌・除菌の条件を満たしている場合のみ、除菌剤と表示することができます。つまり、表面や物に付着した細菌やウイルスを99%以上死滅させることができる洗浄剤でなければなりません(なお、これらの製品にはすべてEPAの登録ラベルが貼付されています)。
ですから、ほとんどのナチュラルクリーナーは、この基準を満たしません。ただし、原液の過酸化水素など、細菌やウイルスを殺す成分を含むものは、EPAの基準を満たしている場合があります。念のため、EPAの登録製品リストを確認するとよいでしょう。
また、酢、ティーツリーオイル、ベーキングソーダなどの自家製ナチュラルクリーナーは、単なる洗浄液にすぎず、除菌剤ではありません。酢のように細菌を殺す可能性のある成分もありますが、効果が出るまでに時間がかかりすぎるため、EPAの基準には適合しません。
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ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
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