寝てもスッキリしないのは、頭の筋肉が疲れているから?自分でできる簡単「側頭筋」ほぐし
「何だかいつも疲れている」「寝てもスッキリしない」、それに「集中力も持たない」……。こんな悩みを抱えていませんか? もしかしたらそれ、頭の筋肉の疲れが関係しているかもしれません。
我々現代人は、頭を使い過ぎる傾向にあります。
正確に言うと、「頭の筋肉」の使い過ぎですね。頭の筋肉とは、額部分からつながる前頭筋、首や肩の周辺・後頭部の筋肉である後頭筋、それから耳の上辺りの側頭筋のこと。頭全体にはありませんが、頭蓋骨の一部を覆うようにして筋肉がついています。
そして、これらの筋肉は、食べ物を噛むときや会話をするときなど、日常生活のさまざまなシーンで使われるのですが、もっとも酷使させ、疲れさせてしまうのが、「物を見るとき」です。
私たちは日々、たくさんの情報のなかで暮らしています。パソコンやスマートフォンの画面を見続けて過ごすこともあります。すると、眼精疲労が起こるだけではなく、そこから入ってきた情報を処理することによる脳疲労も生じるのです。
さらには、日常生活におけるストレス(生活リズムの乱れ、睡眠不足なども)加わって、頭の筋肉を疲れさせ、硬くしてしまう大きな原因に。
特に、“側頭筋”は、疲労が溜まりやすく凝りやすいパーツ。首や肩にもつながっているため、ほかのパーツの凝りにも影響してきます。「疲れが抜けにくい」「頭がボンヤリする・集中力が続かない」、そのうえ「フェイスラインがたるんできた」とお悩みの方は、側頭筋の疲労・凝りが生じているせいかもしれません。
そこで今回は、リフレッシュドライヘッドスパの資格を持つ筆者が毎日おこなっている「自分でできる側頭筋のマッサージ方法」を紹介していきたいと思います。
自分でできる側頭筋のマッサージ方法
【親指の付け根を使って、大きくほぐす】
両手の親指の付け根を中心に側頭部に添え、前から後ろに円を描くように大きく動かす〜20周
→力を入れ過ぎず、軽く押すくらいの加減でおこなう
【指先を使って、小刻みにほぐす】
両手の指先を軽く広げて側頭部に添え、前から後ろに円を描くように小刻みに動かす~20周
→こめかみ~後頭部に向けて、指の位置をずらしながらまんべんなくほぐす
【指先を使って、つまむようにほぐす】
両手の指先を“コの字型”に曲げて、側頭筋をつまむようにしてほぐす~10~20回
→ここでも、こめかみ~後頭部に向けて、指の位置をずらしながらまんべんなくほぐす
【手のひらを使って押す~引き上げる】
最後の仕上げに、手のひらを使って側頭部を軽く押す~20秒
そこから、グーッと引き上げる~20秒
以上、自分でもできる側頭筋のほぐし方を紹介しました。
まずは全体を優しくほぐし、それから特に凝っている部分をマッサージしてあげるといいでしょう。
※ 頭のマッサージは、頭痛がするときや飲酒後は避けること
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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