しつこい下半身太りは膝の内向きが原因?「ニーイン」改善ストレッチ
ニーインとは、膝を曲げた時に膝が内側に入ってしまう状態のこと。ヨガレッスンを受けている時にニーインを指摘されたり、ランニングや運動時にニーインが気になったり、自覚はあるものの治しにくいのがニーインです。今回は、ニーインが引き起こす不調とその改善方法をお伝えします。
ニーインを放置するとどんな不調の原因になり得る?
ニーインとは、膝を曲げた時に膝が内側に入ってしまう状態のことですが、自覚があっても治しにくく放置している人が多いのです。実際に、指摘されたことのある方は多いのではないでしょうか?それでは、ニーインを放置するとどんな不調が起こる可能性があるのでしょう。以下のような症状が起こる可能性があります。
・膝の痛み
・外反母趾
・扁平足
・足底の痛み
・踵の痛み
ニーインは下半身太りの原因にもなる?!
さらに、ニーインを放置すると下半身太りになる可能性があります。ニーインが原因で、以下のような影響もあります。
太もも外側の張り
アーサナを取る時だけでなく、歩いている時に膝が内向きに入ることで、太ももの外側へ負担がかかるため、続くと外ももが張ってしまいます。
大尻や垂れ尻
膝が内向きで生活していると股関節が内側に捻れてしまうため、大臀筋や周辺の脂肪も外側へと引っ張られてしまい、お尻が肥大化したり垂れ下がってしまいます。
ふくらはぎや足首が太くなる
大臀筋が内側に捻れてしまうため、ひどくなると膝下の捻れも起きてしまいます。これにより。ふくらはぎが太くなるだけでなく、足首までも影響し太くなってしまいます。
ストレッチでニーインを改善しましょう
ニーインを改善したくなったら、さっそくストレッチを行いましょう。以下のストレッチを日常的に行うことで、次第に改善していくことができるでしょう。
股関節外旋ストレッチ
1. 仰向けになり、膝を立てます。
2. 右膝を手前に引き込み、右足先を左手で持ち、できるだけ脛と胸を平行にします。
3. 脛を手前に引き込んで5呼吸行いましょう。痛みが出ない程度に行います。
4. 反対側も同様に行います。
お尻のストレッチ
1. 仰向けで両膝を立て、右足首を左太ももに乗せます。
2. 左太もも裏を両手で掴み、手前に引き寄せて5呼吸しましょう。
3. 反対側も同様に行います。
お尻の強化&内腿ストレッチ
1. 仰向けになり、足裏を合わせます。踵と股関節を遠ざけましょう。
2. 息を吸いながらお尻を持ち上げます。無理がないように、ほんの少し持ち上げるだけでも大丈夫です。
3. 息を吐きながらお尻を下ろします。3〜5回繰り返しましょう。
動画を見ながら一緒にストレッチしましょう
さらに、動画を見ながら一緒に動いてみましょう。ひとつひとつの動きを確認しながらしっかりストレッチしていきましょう。
AUTHOR
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
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