【"翌朝の脚"が劇的に軽く】ほぐしてゴッソリむくみ流し|だる重い脚を軽くするごろ寝1分ヨガ
「まだ起きたばかりなのに立っているのが辛い…」そんな脚のむくみにお悩みの方に、ぜひ試してほしい『ごろ寝1分ヨガ』をご紹介します。寝る前に『3つのほぐしポイント』をしっかりほぐすことで、“だる重むくみ脚“から卒業しましょう。
体がむくむ仕組み
むくみとは、血液やリンパの流れが停滞することで起こります。通常、動脈から染み出た水分は静脈に吸収され、残った水分や老廃物をリンパが回収してくれるシステムになっています。けれど血行が悪くなると静脈が水分を処理しきれなくなったり、リンパも余分な水分や老廃物を回収しきれず体に溜まってしまうのです。
またリンパ液が通る管の途中には『リンパ節』という関所のような器官があり、リンパ液をろ過してくれる役割をもっています。このリンパ節の働きが低下すると、水分だけでなく老廃物まで蓄積してしまい“だる重むくみ脚“の原因になってしまうのです。
だる重脚に必要な『3つのほぐしポイント』
脚がむくんでいる=ふくらはぎをマッサージする…というイメージがあるかもしれません。けれど老廃物をしっかり流す為には、ふくらはぎ以外にもほぐしてほしいポイントが3つあります。
1.足首ほぐし
意外と見逃されがちなのが“足首”です。歩く時にすり足またはつま先から着地する人や、ハイヒールを毎日履いている人は、足首が固くなっている可能性大!足首が固くなるとアキレス腱やふくらはぎの筋肉も縮まったまま…。ふくらはぎの筋肉には血液やリンパを流すポンプの役割があるのですが、その機能がうまく働かないとパンパンむくみ脚の原因となってしまいます。
2.膝裏ほぐし
日常生活で膝裏を伸ばしたりほぐしたりする機会はなかなかありません。けれど膝の裏側には『膝窩(しっか)リンパ節』というリンパ節があり、膝下のリンパ液はまずこの膝窩リンパ節に流れ込んでくる仕組みとなっています。膝裏が凝り固まっているとリンパの流れが滞り、むくみを引き起こしてしまうのです。
3.鼠径部(そけいぶ)ほぐし
腿の付け根にも『鼠径(そけい)リンパ節』という、上半身と下半身を繋ぐ重要なリンパ節があります。老廃物の出口となるのは鎖骨付近。ふくらはぎを一生懸命ほぐしたとしても、鼠径リンパ節が滞ってしまうと老廃物が出口まで流れていくことができません。特にデスクワークや車生活などで座っている時間が長いと、鼠径部の流れが悪くなりやすいです。
翌朝の脚が変わる!『ごろ寝1分ヨガ』
3つのほぐしポイントを一気にほぐせる簡単ヨガをご紹介します。お布団の上でごろんと寝たままできるのがお勧めポイントです。日に日に脚がすっきりしていくのを楽しみに、ぜひ寝る前の習慣に取り入れてみてくださいね。
やり方
1.あお向けで膝を立てる
2.右ふくらはぎを左膝にのせてほぐす
3.左足の甲で右ふくらはぎを軽くたたく
4.左足を右膝裏に挟み込む
5.右脛を抱えて右足首を回す
6.オプション:手で脛をよせて上体を少し起こす
7.全身リラックス
▼動画で動きをチェック▼
AUTHOR
のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。
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