「新しいものは何も買わないチャレンジ」で気づいた6つのこと#わたしのサステナブルウィッシュ

 「新しいものは何も買わないチャレンジ」で気づいた6つのこと#わたしのサステナブルウィッシュ
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2021年の1年間を通して地球と人に優しい習慣を身につけるための【サステナブルウィッシュ】。4月に掲げたウィッシュが「新しいものを何も買わないチャレンジ」でした。 このチャレンジに挑戦してみて本当に良かったと思うことをシェアします。

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チャレンジを成功させるために工夫したこと

Thought Catalog
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広告は見ない

デジタルに操られている私たちは、1度でも何かを検索したらそのSNSやらWebサイト上に広告が現れます。特に私が注意したのが、インスタグラム。関連したものやおすすめの商品が魅力的におすすめされます。テクノロジーって本当、頭がいいですよね(笑)

オンラインショッピングはもはや現在の主流でもあり、リアル店舗を持たないお店も増えてきていますが、やっぱりオンラインショッピングって「失敗する確率」が高いと思うんです。モデルさんが着用しているものは素敵に見えるけれど、自分が着てみると「???」という経験が私にはたくさんあります。特に注意したいのが、日本人以外の方がモデルとして広告に出ている場合。

広告を見なければ買い物の機会はかなりかなり減ります。SNSやブログも要注意。

買い物リスト以外は買わない

次に注意したのが、必要なものを買い物に行った時。

以前の私は、「これが安いから」「これが美味しそうだから」「小腹が空いた時のために」なんて、結構必要以上のモノを買ってしまいがちでした。

買い物リストを作るようにしてからは、必要なモノ以外を買わなくなりました。

いつも行くマーケットやスーパーであれば、何がどこに配置しているかは大体分かっているので、それ以外はスルーするようにしました。

新しいモノを買わないチャレンジを通して気づいたこと

Markus Spiske
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1.浪費しなくなる

まず、”浪費”がなくなります。暮らしていくために必要なモノ以外は買わないので自然とお財布を手に取る回数は減ります。

お金を使うことが決して悪いことではありません。けれど、もう何年も前からエココンシャスな人たちが口を揃えて言っている「消費は投票」という言葉があるように一生懸命働いて稼いだお金の使い方を見直すきっかけになりました。

チャレンジ当初はインスタグラムでおすすめされるフィードをよく眺めて、保存ボタンを押したり、ウィッシュリストにいれたりしていましたが、後から見返してみると「これ要らないね」というモノばかり。

衝動買いしたり、欲しいと思って買ったモノを後々見てみると「なんで?」という経験がある方も少なくないかもしれません。新しいモノを買わないチェレンジをしなかったとしてみても買う前に数日考える時間を持つのはおすすめです。

2.SNSを見る時間が減る

前はおすすめされるフィードをおすすめされるままに見続けていた私ですが、おすすめされるフィードや広告を見なければ、SNSを眺める時間が減ってきます。

SNSを眺めるのが悪いわけでは決してありませんが、その分の時間が浮くと別のことに時間を費やせたり、お休みする時間を持てたり。時間の使い方も効率的になったと思います。

3.今あるモノを大切に使う気遣いができる

現代は100円(シンガポールでは2ドル/160円)出せば何でも手に入ります。それは、多くの人にとってデフォルトになりつつあります。

100円ショップだけでなく、洋服だって、アクセサリーだって、コスメだって、何だって、ちょっとのお金で”流行りのモノ”を買うことができます。安いモノも流行りモノも、永遠に使うと考えている人はそんなに多くないと思います。

けれど、いつか使わなくなるだろうという気持ちでモノを使うのって、やっぱりモノに対しても地球にも失礼です。

今あるモノを大切に使うことができれば、わざわざ新しいモノを買う手間も時間も省けます。

4.ゴミを減らせる

新しいモノを次から次へと買うことをやめれば必然的に、ゴミは減っていきます。お部屋もきれいに保てるし、掃除も楽です。もちろん、地球環境にとって優しいのは言うまでもありません。

5.必要なモノと欲しいモノ(欲)が見分けられるようになる

チャレンジ中に「欲しいな」と思って保存していたものを今見返してみると、そのほとんどが私にとっては必要なモノではありませんでした。必要なモノと欲しいモノは違います。

チャレンジが終わった今も、「素敵だな」と思っても、その後「今の私には必要ない」とすぐ感じるようになりました。

6.充分満たされていることに気づける

モノは私たちに”永遠の幸せ”を与えてはくれません。新しい洋服を買ってしばらくはウキウキするけれど、いつかそれに飽きてしまうこともあるだろうし、それを一生着続ける人も稀。体型が変わったり、流行が変わることだってあります。

そう考えると、モノって本当は重要ではないんだなということに気づけます。

ヨガにおいても、外界のものに惑わされるなという教えがあります。散財をやめることで、本当の幸せはモノが与えてくれるものではなく自分の中にあると気づくことにも繋がります。

Bruno Adam
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いつか必要になった時のために保存している情報もありますが、まずは今持っているモノを大切に使い続けたいと思います。生活の中の無駄を省くためにも、挑戦してみる価値のあるチャレンジだと思います!

このチャレンジは、私の欲をコントロールする訓練するのにとても役立ちました。生活の無駄を省くのにも役立つので、シンプルな暮らしを理想としている方もチャレンジする価値があるのではないかと思います。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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