【世界のヨガニュース】社会から疎外された団体で活動するヨガ講師に奨学金「財団賞基金プログラム」

【世界のヨガニュース】社会から疎外された団体で活動するヨガ講師に奨学金「財団賞基金プログラム」

ヨガアライアンス財団は、歴史的に社会から置き去りにされてきたコミュニティでヨガを広めようと活動するティーチャーたちを支援するための新たなプログラムを立ち上げました。

ヨガアライアンス財団は、新型コロナウィルスのパンデミック(世界的大流行)の影響を受けたヨガティーチャーたちのための緊急基金の第2フェーズを開始しています。通称「Eka Recovery Fund(エカ復興基金)」はその試験的なプログラムである「Teaching for Equity(公正な教育)」を、非営利団体Ivy Child International(アイヴィー・チャイルド・インターナショナル)と提携して実施し、歴史的に社会から置き去りにされてきたコミュニティにヨガの普及活動を行う世界中のヨガティーチャーたちに直接的に奨学金を支給します。

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「このプログラム(※)は、長年自分の人生をヨガの教育活動とサービスの提供に捧げてきた人々の専門知識を拡充し、称賛することを目的としています。私たちは世界中のヨガの専門家をサポートする力となりたいです。彼らの活動に頭が下がる思いですし、彼らの活動の一部となれることを光栄に思います」とヨガアライアンス財団のマネージング・ディレクターのクリスティーナ・グラフさんは述べています。

その試験的なプログラム「Teaching for Equity」は、海外展開を担当するヨガアライアンスの副社長、マヤ・ブリューワーさんによって作成されたプログラムモデルに基づいています。彼女は何十年もの間、ヨガとコミュニティへの働きかけの仕事に携わってきました。ブリューワーさんは疎外されたコミュニティでヨガを指導しているティーチャーたちには支援が必要であり、これらのティーチャーたちに資金を提供することで、これらのコミュニティでの仕事を継続できると考えました。

ブリューワーさんは、迅速な金銭的サポートの提供に加えて、Eka Recovery Fundを長期的な変化の手段と考えています。「これを立ち上げるのは長い道のりでしたし、一歩引いて復興にはどのように投資するべきかを問いかけなければなりませんでした。このプログラムは新型コロナウィルスとそれに続く全ての余波のために備えたものです」とブリューワーさんは述べます。

ディレクターのグラフさんに提案し、そのプログラムを実現しましたブリューワーさんは、復興への二つのアプローチ:経済的な安定性とメンターシップを念頭に置いています。「私たちはまず歴史的に社会から置き去りにされてきたコミュニティで既にヨガの指導経験のある人々を対象にプロジェクトを開始していますが、将来的にはそれらのコミュニティでクラスを提供したいと考えているティーチャーたちを支援したいと思っています」とブリューワーさんは述べています。

「ヨガへのアクセスに障壁があるコミュニティで働くティーチャーたちをサポートできれば、ティーチャーたちとそのコミュニティを助けることができます。このプログラムは、そういった障壁に直面する人々にヨガを提供する手助けとなります」とグラフさんは言います。

ブリューワーさんは、ヨガアライアンスとヨガアライアンス財団はヨガの公平性に取り組んでいると主張しています。そのため、「Teaching for Equity」には様々な人生経験を持つ人々で構成された諮問委員会があり、ヨガへのアクセスとアウトリーチに関する問題の協議を行っています。目標は、様々なバックグラウンドを持つ人々にヨガの実践を奨励し、サービスの行き届いていないコミュニティのメンバーとしてすでに信頼を置かれているヨガティーチャーたちをサポートすることです。「私たちは格差と包括性の欠如に光を当てたいのです」とブリューワーさんは述べています。

グラフさんはこれに同意します。「このプログラムは、コミュニティのニーズに耳を傾け、それに応えるために発足されました」と彼女は述べます。「新型コロナウィルスは現在起こっている危機であり、歴史的に置き去りにされてきたコミュニティではその危機が悪化しています。非営利団体Ivy Child Internationalは、世界中で長年の間、草の根活動を行ってきた団体です。同団体は、ヨガティーチャーたちの選考過程とプログラムからの奨学金授与を担当する管理部門として機能しています。奨学金の額は、受賞者が住む、もしくは受賞者が指導を行っている国のGDPに基づいて調整されます。このプログラムはすべてのヨガの専門家を対象としていますが、ヨガアライアンスのメンバーに限定していません。私たちは、世界中のヨガコミュニティ全体に関わっていきたいと考えています」とグラフさんは述べています。

このプログラム(※)に申し込みたい方、影響力のあるヨガティーチャーをノミネートしたい方、またEka Recovery Fundへの寄付をお考えの方は、HPをクリックしてください。

※ヨガコミュニティで少なくとも2年以上の指導経験があり、経済的に助けを必要としているヨガの専門家たちが対象。2020年12月18日までに、応募または推薦される資格があるプログラムのため、現在は応募または推薦は受け付けていません。

教えてくれたのは・・・カイル・ハウスワースさん
コロラド州ボルダー在住。コロラド大学ボルダー校を卒業後、ヨガジャーナル編集部のインターンとして勤務している。

ヨガジャーナルアメリカ版/「Foundation Awards Funds to Yoga Teachers in Marginalized Communities

By KYLE HOUSEWORTH
Translated by Hanae Yamaguchi

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