じゃがいもの糖質は怖がらなくていい!ヘルシー和風ヴィシソワーズ【痩せる和風スープ】
旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することでスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。
ダイエットをしている人にとって糖質を含む「いも」は太りやすい食材というイメージを持っていることも多いのではないでしょうか。しかし、いもには糖質以外にも食物繊維やビタミンなどダイエットにも役立つ栄養素が含まれており、食生活に取り入れていきたい食材です。今回はじゃがいもを使ったスープ「和風ヴィシソワーズ」をご紹介します。
ヴィシソワーズを和風にアレンジ!
ヴィシソワーズとはリーキとじゃがいもをバターで炒めてからブイヨンを加えて煮て生クリームで伸ばすとろっとしたスープです。1920年代にニューヨークの有名ホテルリッツカールトンの料理長だったフランス人が考案した料理だそうです。本来のヴィシソワーズもとっても美味しい料理ですが、脂質が多くてダイエットにはあまり向かない面もあります。今回はこのヴィシソワーズをよりヘルシーに、和風にアレンジしたレシピをご紹介します。
じゃがいもの糖質は怖がらなくていい
たしかにじゃがいもには糖質が含まれていますが、そもそも糖質はとってはいけない栄養素ではありません。とりすぎがいけないのであり、その中でも砂糖を多く使って他の栄養素が乏しい食品(ケーキやクッキー、菓子パンやジュース類など)をとるのを避けるのが正解です。
じゃがいもには女性に嬉しい成分であるビタミンCも豊富です。ビタミンCは美しい肌をつくったり免疫力を高める働きがあるビタミン。しかもじゃがいもに含まれるビタミンCはでんぷん質に包まれているため、加熱しても壊れにくいという特徴を持っています。
さて、それでは作り方をご紹介します。
材料(2人分)
- じゃがいも 2個
- 玉ねぎ 1/2個
- だし汁 200ml
- 豆乳 100ml
- 塩 小さじ1/2
作り方
①じゃがいもは皮をむき、薄切りにする。玉ねぎは薄切りにする。
②鍋にだし汁と①を入れて火にかけ、沸いたら弱火にして蒸し煮にする。じゃがいもに火が通ったら鍋の中身をミキサーに移しかえて、ペースト状になるまで撹拌する。
③②を鍋に戻し、豆乳を加えて弱火で沸騰直前まで火にかけ、塩で味を整える。器に盛って完成。
※冷やして食べたい場合は粗熱が取れてから冷蔵庫へ入れて。
ライター/圓尾和紀
株式会社ふること代表。管理栄養士、フードコーディネーター。“伝統食の良いところを現代に取り入れる“をコンセプトに活動している。著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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