眠れるって素晴らしい!アーユルヴェーダと睡眠のはなし
ヨガ講師でアーユルヴェーダカウンセラーとしても活動するHIKARU先生に、アーユルヴェーダの知恵を借りて、日々を心地よく過ごすヒントを教えていただきます。今回のテーマは「睡眠」について。
最近の寝つきはいかがですか?また眠りの質はどうですか?そもそも寝ることに興味はありますか?
今回は、睡眠についてのお話です。
良い眠りは「準備」から
寝る前の行動から考えてみましょう。アーユルヴェーダではヨガ哲学と同様に、自然の摂理として「原因と結果の法則」を提唱しています。良い結果をもたらすためには、良い原因作りが必要だということです。良い寝つきをもたらすために、ふさわしい準備から始めましょう。
日中に、運動をしましょう。じわっと発汗があり、適度に心拍数が上がり、終えた後に喉が乾く程度を目安に、達成感や充足感が得られるような運動を選んで下さい。午前中の運動は、ランチを美味しくするだけでなく、午後の活動を精力的に継続しやすくしてくれます。ヨガのポーズの練習は個人の体力によって自由に調節できるのが魅力です。午前中の練習では、太陽礼拝、様々な立位のポーズが活力を与えてくれるでしょう。
アーユルヴェーダでは、幼児、老人、疲労が激しい時、病人以外の健康な成人は、日中はなるべく活動を続け、昼寝をしないようにと言われています。昼過ぎに、机でうとうとするくらいは大丈夫ですが、横になっての長い昼寝はかえって心身を重くしますし、睡眠のサイクルが崩れ、夜の寝つきに影響を与える可能性があります。
次は夕食です。太陽が暮れると共に消化の力は低下していきます。1日の食事の中では一番軽めに、そして遅くならないように心がけてみてください。寝る3時間前までに済ませることによって、消化する時間を十分に確保できます。消化し終わってない内に寝てしまうと、食物は未消化物となり、体に毒素を溜めることになりますし、たとえ一度眠れたとしても、不快感が怖い夢になって現れたり、夜中に目が覚めてしまったりと、睡眠の質を下げてしまいます。
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