ストレスで心を蝕まれないために|日常でできる簡単マインドフルネス実践法

 ストレスで心を蝕まれないために|日常でできる簡単マインドフルネス実践法
photo by contrastwerkstatt/Adobe Stock
君嶋瑠里
君嶋瑠里
2020-04-26
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マインドフルネスで大切にしている「気づく力」を養う

ヨガでもマインドフルネス瞑想をよく取り入れていますが、マインドフルネスとは「今ここにある瞬間に意識を向ける状態」であり、「今ある感覚に良い悪いの判断をしない」ことで思考にとらわれない心の状態へと導く瞑想法です。瞑想と聞くと難しそう、やる気にならない、集中できない、という感覚を持つ人もいるのではないかと思います。しかしながら、マインドフルネスでは「努力して集中状態を作っていく」のではなく、今そこにある心や体の感覚に「気づく」ことがとても大切になります。この気づく力を「アウェアネス」や「セルフモニタリング能力」ともいいます。ヨガで行う座法をしながら瞑想するのはどうしても…と感じるのであれば、日常の中で自動的に沸いてきた思考や感覚に「気づく」だけでも実践してみましょう。具体的にはこのようにしてみます。

1.呼吸していることに「気づく」
2.体のかゆみや違和感がある感覚に「気づく」
3.お腹が空いてきた感覚に「気づく」
4.映画やドラマで感動している自分に「気づく」
5.誰かにイライラしている自分に「気づく」

日常の中のあらゆる場面で「気づく」を繰り返していくうちに、客観的に物事を見る感覚が養われていきます。そうすることによって自動的に沸きてきた思考に流されるのを防げるようになっていきます。この「気づく力」は、これまでストレスに感じていたものに直面したとしても、無理に負の感情を抑え込もうとする必要もなく、「動じない心」によって自分の中でうまく対処できるようになっていくのです。

日常の中で「気づく」を繰り返してみよう

ストレッチや筋トレと同じように、これもまた一朝一夕ではなかなか効果を感じにくいものです。繰り返し実践してそれを習慣化することで自然とストレスを受けにくい心の状態に導かれていきます。そしてこの気づきの実践は、社会の混乱時に限らず、あなたの人生の様々なシーンにおいてもきっと役立つはずです。今日からさっそく「気づく」を実践してみませんか?

ライター/君嶋瑠里
2017年綿本彰氏に師事。2018年指導者養成講座を修了しヨガインストラクターになる。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。現在ピラティス指導者資格のための勉強中。2018年日本ヨーガ瞑想協会講師登録。2019年全米ヨガアライアンスRYT200取得。ヨガスタジオ、ホットヨガスタジオ、スポーツクラブ、公共施設にて指導。

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