美人度を下げる「丸い背中」自宅で簡単にできる丸い背中撃退方法は

 美人度を下げる「丸い背中」自宅で簡単にできる丸い背中撃退方法は
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君嶋瑠里
君嶋瑠里
2019-11-04

現代は、日常で前かがみになりやすく、猫背ぎみの姿勢の人は意外とたくさんいます。スレンダーでメイクやファッションも綺麗なのに、猫背で素敵に見えないという人も…。姿勢が悪いことの影響は、見た目だけにとどまりません。今回は、姿勢を良くしたほうがいい理由と改善方法について紹介します。

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見落としていませんか?あなたの日常の姿勢

メイクやファッション、髪型などには時間やお金を費やし身を整える人は多いですが、意外とあまり気にしない、もしくはつい意識から外れてしまいがちなのが、背骨の姿勢です。どんなにおしゃれをしていても、背中が丸まっていたり、頭だけ前に突き出ていたりすると、どこか残念に見えてしまいますよね。ところが背骨がピンと伸びて歩いていると、それだけで美しく見えるのだから不思議です。モデルさんでも、背中を丸めている人はいません。美しさを保つためには、姿勢を良くすることは欠かせないことです。

猫背になりやすい原因5つ

1.うつむく姿勢でのスマホ閲覧や読書

2.椅子やソファに寄りかかって座る

3.高すぎる枕で眠る

4.(デスクワークなど)前かがみになりやすい仕事

5.身長を低く見せたいという心理状態

スマホや読書、パソコン作業や座り姿勢など、日常生活での何気ない動作が背中を丸めていく原因に。長時間にわたってその姿勢をしていると、猫背が慢性化してしまいます。また、身長がある女性に多いのが、背が高いことにコンプレックスを抱き、少しでも低く見せようと無意識に背中を丸めてしまい、そのまま猫背になってしまうというケース。きちんと意識していないと、さまざまな要因で不良姿勢につながってしまうのです。

見た目だけじゃない!姿勢が悪くなると良くない理由3つ

1.体のあちこちに痛みが出る

姿勢の悪さは、肩や首のコリ、腰痛、膝痛にもなりやすくなります。背中を丸めたままずっと過ごしていると、胸から肩の前側についている大胸筋という筋肉がずっと緊張したまま硬くなっていき、巻き肩へとつながっていきます。そうなると肩コリも慢性化してしまいます。また、骨盤が後ろに傾き、姿勢を維持する脊柱起立筋という筋肉がきちんと働かずに弱いまま硬くなってしまい、腰痛へと繋がりやすくもなります。さらに猫背のまま立ったり歩いたりすると、体を支えるのに膝を曲げてバランスを取ろうとするので負担がかかり、膝を痛める原因にもなります。まだ若いうちにはそこまでの影響は感じなくとも、猫背の姿勢のまま年齢を重ねることはますます症状を悪化させてしまう恐れがあります。

2.呼吸がしにくくなる

背骨が丸いと、胸が広がらないため酸素が取り込みにくくなり、軽い酸欠状態に。ひどければぜんそくのような症状を引き起こす場合もあります。ちょっとした運動だけでもすぐ息切れしてしまったり、精神面でも呼吸が浅いことでストレスを感じやすくもなります。呼吸がしやすい背骨の状態を維持するのはとても大切です。

3.疲れやすい

背中が丸まり、姿勢を維持する筋肉が硬くなってしまうと、必要なときに筋肉が働いてくれないため疲労を感じやすくなります。姿勢を正そうとするだけで頑張りが必要という人も多く、日常生活を送るだけでもぐったりしやすいです。睡眠は十分取っているのに日ごろ疲れが取れないと感じている方は、ご自身の姿勢も気にしてみて。

自宅で簡単にできる猫背改善エクササイズ3選

1.壁でできる大胸筋ストレッチ

壁の前で横向きに立ちます。壁側に面した手のひらを肩の高さで壁につき、肘は軽く曲げておきます。足を前後に開き、ゆっくりと上体を前方へずらします。すると、大胸筋の中部が伸びていきます。手のひらを肩よりも上の壁について行えば大胸筋の下部が伸び、肩より下であれば上部が伸びます。

2.バッタのポーズで脊柱起立筋のトレーニング

床の上にうつ伏せになり、両腕は体側に伸ばし手のひらを上向きにします。そこから、両腕と太ももを床から離します。息を止めたり、腰をそり過ぎたりしないよう注意し、10秒間キープしてみましょう。最後に仰向けで両足を抱きかかえて背中をストレッチしておやすみします。

おしゃれの前に治すべき?あなたの美人度を下げる「丸い背中」
photo by Marty Sconduto

3.伸びをする子犬のポーズで、背骨と肩をストレッチ

四つん這いになり、前方に手を歩かせ、腕がまっすぐと伸ばせる位置に手をつきます。股関節の真下に膝がある状態のまま、ゆっくりとおでこを床につけます。余裕があれば、さらに胸を床に近づけていきましょう。肩や背中が気持ちよく伸ばせるところでキープします。最後に、正座からチャイルドポーズで背中を丸めてリラックスします。

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photo by ヨガジャーナルオンライン

背骨美人を目指そう!

慢性的な猫背による姿勢の悪さがもたらす影響について紹介しました。姿勢を整えることが、健康的な美人を目指す第一歩です。今から改善していきませんか?

ライター/君嶋瑠里
2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、指導者養成講座を修了しヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年日本ヨーガ瞑想協会講師登録。2019年全米ヨガアライアンスRYT200取得。ヨガスタジオ、ホットヨガスタジオ、スポーツクラブ、公共施設にて指導。

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