アメリカ在住のヨギシェフに学ぶ、甘いものを我慢せず賢く糖質制限するアイデア

アメリカ在住のヨギシェフに学ぶ、甘いものを我慢せず賢く糖質制限するアイデア
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糖質オフが健康やダイエットにある一定の効果を発揮するとはよく言われているが、いざそれを実生活でやってみようとするとなかなか手ごわいことであることがわかる。中でも、甘いお菓子をやめられないという人は多い。そこで、アメリカ在住のヨギで、シェフとしても活躍するキャンディス・クマイのアイデアをご紹介。手作りのお菓子で甘いものを賢く楽しみつつ、ヘルシーな食生活を送ろう!

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アメリカ人の年間砂糖摂取量とは

ウェディングケーキ、クリームの入った菓子パン、ドーナッツ、バター入りのパイ生地……長年、こういったリッチなお菓子のレシピを考えることが私の大きな喜びだった。のちに、私は加工食品の過剰摂取と2型糖尿病や肥満といった病気との関わりについて学ぶようになり、マーク・ハイマン医師による『The Blood Sugar Solution』から、アメリカ人は年間平均して約68㎏から81㎏もの砂糖を摂取することを知った。
そういった砂糖の大部分は、エネルギーバー、チップス、ドレッシング、マリネ液、ソースの中に隠れており、マリナラソースにさえ入っているが、私たちはそれをまったく知らないのだ。中でももっとも多くを教えられたのは、1カ月間精製された砂糖の摂取をやめた後に得た経験からだ。仕方がないとあきらめていたにきびが目に見えてよくなり始め、体はスリムにより健康的になったのだ。

その後、健康の専門家たちが問題の原因としていた他の食品について調べ始め、その多くが自分にも合わないものであると知った。私は試行錯誤を通して、問題はグルテンにあることを発見した――このタンパク質を摂った後にはお腹にガスが溜まり、エネルギーレベルが大きく低下するのだ。
それは私だけではない。アメリカの国立財団、National Foundation for Celiac Awareness で言及されている研究によると、約1800万人のアメリカ人がグルテン過敏症であり、多くの人がグルテンの含まれるパン、ケーキ、菓子パンにかわるものを探している。このタンパク質は、生地に弾力を持たせ、膨らませ、できるだけよい食感にするために多くの食品に添加されている。事実、私も長年グルテンに頼って焼き菓子作りをしていた。

日本のお菓子作りに学んだこと

それに加え、私は乳成分をきちんと消化できなかった。おそらくそれは、私がアジア系アメリカ人だからなのだろう。アメリカ国立衛生研究所によると、アジア系アメリカ人は、生まれつき乳成分に含まれる乳糖の消化がうまくできない3000万から5000万人のアメリカ人のグループに入る確率が高いとされている。
これらを学ぶことによって、私は焼き菓子作りへの情熱のルーツである母のことを思い起こすようになった。母は砂糖をそれほど摂らない日本の南の方で育った。日本のお菓子は、精製された砂糖のかわりに少し甘みをつけた小豆、白豆、さつまいも、米粉などを使って作られていた。日本では今でも価格が安く、手に入りやすいことから、伝統的な菓子類にはこういった新鮮な食材が使われている。
私は、焼き菓子作りは自分に運命づけられているけれど、それは、甘いお菓子ではあっても、アメリカ人の健康を損なわずにケーキ、クッキー、パイの文化を楽しめるような、ヘルシーなものを作ることだと悟った。最初に出した本と5冊目となるレシピ本を比較してみると、砂糖、グルテン、乳製品の使用量が減っていることが見てとれる。
私の本は自分の知識の深まりを鏡のように映し出し、各レシピがよりクリーンになり、新鮮な食材を含めたより多くの栄養価の高い食材を用いるようになっている。それは普通のお菓子と見かけ上変わらないだけでなく、それに勝るとも劣らないリッチで満足感のあるものだ。

砂糖のかわりに置き換える食材で甘みを加える

その秘訣は、焼き菓子を作るときに賢く材料を置き換える、というシンプルなものだ。例えば、硬化油やショートニング(食感をよくし、しっとりさせたり、さくっとさせたりする……これは認めよう)のかわりに、私は心臓によい一価不飽和脂肪酸が豊富に含まれる、熟したアボカドをつぶしたものやアーモンドミールやパウダーを使う。
また、焼き菓子をしっとりとさせ、豊かな風味を与えてくれる無精製のココナッツオイルや、ライトココナッツミルク缶を使うこともある。変わった食感、色、栄養などを加えたいときには、すりおろしたにんじん、ビーツやズッキーニ、あるいはでんぷん質の高いさつまいも、ヤム、西洋カボチャ、そして個人的にとても気に入っている日本のカボチャなどに火を通してピューレにしたものを選ぶ。甘みを加えていないアップルソースや熟したバナナをつぶして用いても焼き菓子はしっとりとし、自然な甘みが加えられて砂糖の使用量を減らすことができる。

今では、クッキーやケーキをいくつかサーブした後も、自分が悪者だとは感じない。むしろ、クリーンな焼き菓子を作る健康で満ち足りたライフスタイルを含めた、すべてを可能にするスーパーヒーローのような気持ちになる。中でも最高なのが、罪悪感なく大好きなお菓子を心ゆくまで楽しむことができることだ。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Text by Candice Kumai
Translated by Yuko Altwasser
yoga Journal日本版Vol.45掲載

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