【燃える体を作る朝ごはん】「卵」にちょい足しするだけ!代謝がアップする食材とは?管理栄養士が解説
朝ごはんは1日の始まりをサポートし、体の代謝を高める重要な食事です。特に"痩せ体質"を目指すなら、代謝を上げる食材を活用するのがポイント!今回は、手軽に準備できる"卵"にちょい足しで代謝アップを狙うレシピをご紹介します。ちょい足しする食材の効果も併せて解説します。
卵 + 鯖缶 +ニラの代謝アップ効果
1. 卵
卵は高たんぱくで、筋肉を維持・増強するために欠かせない食材です。筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、1日を通して消費するエネルギー量が増加します。また、卵には代謝を助けるビタミンB群(特にビタミンB12)が豊富に含まれています。ビタミンB群はエネルギー産生に関与し、体の脂肪燃焼効率を高める働きがあります。
2. 鯖缶
鯖缶はオメガ3脂肪酸を多く含む優秀なたんぱく源です。オメガ3脂肪酸は抗炎症作用があり、脂肪細胞の代謝を正常化させることで脂肪燃焼を促進すると言われています。さらに、EPAやDHAといった成分が血行を良くし、全身に酸素や栄養を効率よく届けることで代謝をサポートします。
3. ニラ
ニラはアリシンという成分が含まれており、体を温めて血行を促進する効果があります。血行が促進されることで代謝が活性化してエネルギー消費量がアップします。またアリシンはビタミンB1と結びつくことでアリチアミンという成分に変わり、ビタミンB1の吸収率を高める働きがあります。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換する重要な役割を持つため、アリチアミンの生成は効率的な代謝促進につながります。また、ニラはビタミンB2も豊富で、脂肪の代謝を助ける作用があります。これらの成分が組み合わさることで、体全体のエネルギー消費効率を向上させます。
簡単!卵×鯖缶×ニラの代謝アップレシピ
鯖缶とニラの卵とじ
【材料】(1人分)
卵…2個
鯖缶(水煮)…1/2缶(約50g)
ニラ…3–5本
しょうゆ…小さじ1
ごま油…小さじ1
【作り方】
ニラを食べやすい長さ(3–4cm)に切ります。
フライパンにごま油を熱し、ニラをさっと炒めます。
鯖缶の水煮を加え、全体を軽くほぐしながら混ぜます。
溶き卵にしょうゆを加えたものをフライパンに流し入れ、全体を混ぜながら半熟になるまで加熱します。
お皿に盛り付けて完成。
ポイント:
お好みで一味唐辛子を加えるとさらに代謝アップ効果が期待できます。鯖缶は味噌煮や醤油煮ではなく水煮を選ぶとカロリーを抑えられます。
まとめ
卵、鯖缶、ニラはそれぞれ単体でも代謝を高める効果がありますが、組み合わせることで相乗効果が期待できます。朝ごはんにこのレシピを取り入れることで、1日の代謝を底上げし、痩せやすい体づくりをサポートします。忙しい朝でも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください!
AUTHOR
亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。 2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、 産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。 離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。
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