やっかいな膝の痛みに悩む人に【膝だけにアプローチするのは間違い!】1回3分太ももほぐしヨガ


寒さが厳しくなり、膝関節の痛みが気になっている人も多いのではないでしょうか。下半身の痛みは、歩く・座るといった日常の動きにつながっているため、少し痛みがあるだけでも生活の満足度が下がると言われていまます。膝の痛みにアプローチする、簡単ほぐしヨガをご紹介します。
冬に膝が痛くなる原因
膝の痛みの原因はさまざまありますが、寒くなってきたこの季節に膝の痛みが出てしまう人は、気温の変化が関わっているかもしれません。
体は寒さを感じると血管が狭くなり、膝周囲の血流が低下します。これにより、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)や関節が硬くなり、痛みを感じやすくなるのです。また、関節の潤滑液も寒さの影響を受けやすいといわれています。潤滑液流れが悪くなると膝関節の動きの悪化に繋がるので、無理なく動かしながら潤滑液を関節全体に行き届かせることが必要です。

膝の痛みをやわらげるおすすめ対処方法
温める
膝を保温することで血行を促進し、筋肉や関節の硬直を防ぎましょう。カイロやお風呂に浸かり温めるのがおすすめです。また、外出の際は、厚手の靴下やタイツを着用したり、温かい飲み物や食事を摂り、身体の内側から温めていきましょう。
軽い運動をする
痛みがあると動かすことを控えてしまいがちですが、呼吸に合わせながら自分で触れたり関節を動かすだけでも、痛みの軽減に繋がる場合があります。また適度な衝撃を与えることは、骨を強くして骨粗しょう症の予防にも繋がります。
そのほかに、膝の痛みは膝そのものだけでなく、その隣に位置している関節や周りの筋肉から痛みに繋がっている場合が多くあります。股関節や足首の関節周り、太もも、ふくらはぎの筋肉もほぐてみましょう。
全身をほぐす
たとえば上半身を前に傾ける(前屈)をすると、太ももの前側の大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が収縮し、お尻の大殿筋(だいでんきん)から太ももの裏側のハムストリングス、膝の裏側が弛緩し、伸びを感じることができます。さらに筋肉が緩むことで、滞っていた老廃物が流れる空間が生まれ、血流もアップ。全身の筋肉をほぐすことが、膝痛改善にも繋がるのです。

膝痛改善!太ももほぐしヨガ
ストレッチの前に、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)に触れてみましょう。硬くなっていたり、押すだけで痛みがある方は要注意。丁寧にほぐしていきましょう。
1、長座の姿勢で座ります。片膝を曲げて、足裏を伸ばしている脚の太ももの内側につけます。
2、両手で伸ばしている方の太ももの前側を触ります。
3、太ももの筋肉に手のひらを密着させ、ゆらゆらと揺らしましょう。位置を変えながら、心地よく筋肉が揺れてほぐれていくのを確認しながら行ってください。

4、両手の指を使って伸ばしている脚の太ももの筋肉と皮膚を優しくつまみます。硬いところがあれば、滞っているサイン!意識的にもみほぐしていきましょう。

5、両手の指先をお尻の横につき、伸ばしている方の脚の膝を軽く曲げます。
6、息を吸って背筋を伸ばし、吐きながら身体を前に倒していきましょう。膝は曲げたままでOK。かかとを床につけて押しながら、伸びを感じていきましょう。
脚を入れ替えて、反対側も同様に行います。

詳しい動画はこちらからご覧いただけます。
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