自分を大事にできてる?植物療法士に聞いた「心と体からわかること」


突然ですが、あなたは自分を大事にできていますか?ケアは行き届いていますか?日々のストレスや疲れは、目に見えないからこそ、不調として現れるまで自分で気づくことができません。自分の状態を知るバロメーターとして自身のどんなことに目を向けるべきか。体でわかること、心でわかること…植物療法士の南上夕佳さんにお話をうかがいました。
1. 皮膚や粘膜の乾燥
「粘膜は常に潤っているもの。粘液の潤いがあるから、ウイルスなどの異物が入ってきたときにバリア機能が働き、異物を外に出してくれているのです」と南上先生。つまり、乾燥しているということは、バリア機能が低下している状態なのだそう。そもそもなぜ粘液が乾燥するかというと、ストレスを受けホルモンバランスや自律神経が乱れると、粘液の分泌バランスも乱れ、結果、乾燥につながっていると考えられているのだそう。体の乾燥は、さまざまな不調のもと。粘膜が乾燥することで病気にもかかりやすくなり、皮膚が乾燥するとかゆみや肌荒れや黒ずみが起こります。女性器が乾燥すると、炎症の原因にも。最近、目が乾く、口の中が乾いてドライマウス気味、鼻の中が乾いてムズムズする…そんな「体の乾燥」を感じている人は、自身へのケアが足りない状態。この機会にホルモンバランスや自律神経など、自身の体に目を向けてみる必要がありそうです。
2.心の乾燥
「最近、感動していないな…」「悲しいわけでもないのに涙が止まらない」「常時イライラしている」そんな言葉にドキッとした人は、心が乾燥している状態かも。「女性は本来、おだやかでいられるはずの性。まわりの人に嫉妬したり、誰かと自分を比較してネガティブになってしまうなど感情が安定しない人は、自分自身の不調には鈍感になっているのに、外的環境に妙に敏感になってしまっていると考えられます」。心の乾燥の原因もまた、寝不足や疲れといったストレスが原因のひとつ。感受性ともリンクし、感情が制御不能になったり、反対に無感動になってしまったりしてしまうそう。「最近そういう状態かも」と心当たりがある人は、さっそく今日から、意識して目を向ける必要がありそうです。
教えてくれたのは…南上夕佳さん
植物療法士。20代で心身ともに体調を崩し「若年性更年期障害」を経験し、その時に出会った、フィトテラピー(植物療法)により回復。現在は、ルボア フィトテラピースクールにて副代表・講師を務める傍ら、「INTIME ORGANIQUE」ブランドインストラクターとしてセミナーなどに登壇。インスタグラムアカウントはこちらから。
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