通勤・通学時、災害に遭ってしまったら。予期せぬ事態に備えて知っておきたいこと|防災のプロが解説

 通勤・通学時、災害に遭ってしまったら。予期せぬ事態に備えて知っておきたいこと|防災のプロが解説
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RISE164
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2024-09-20

通勤・通学途中に災害に遭遇した場合、安全確保は最優先事項です。予期せぬ事態に冷静に対処し、安全に帰宅するためには、日頃から災害への備えをしていくことが重要です。 ここでは災害時の行動指針や、災害帰宅支援ステーションなどの役立つ情報について詳しく解説します。

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災害発生時の行動指針

情報収集

まずはテレビ、ラジオ、インターネットなどから最新の情報を取集しましょう。避難指示や警報が出された場合は、指示に従って行動してください。

安全な場所への移動

職場や学校が安全な場所である場合は、一時的に避難:職場や学校に避難場所が設定されている場合はまずそこへ移動しましょう。

屋外にいる場合は、建物や頑丈な構造物へ:ビルや橋の下、地下鉄駅など、頑丈な構造物の地区悪に移動し、落下物から身を守りましょう。

道路が陥没や亀裂など危険な場合は、移動を避け安全な場所に待機:浸水や落石の危険がある場合には、移動せずに安全な場所で状況が落ち着くまで待ちましょう。

身を守る行動

ヘルメットやリュックサックなどを利用:頭部や体の保護に役立ちます。

周囲に注意し危険な場所から離れる:崩れ落ちそうな建物や、電線(電柱)などが通行路にないか確認しましょう。一人にならない:複数人で行動することで助け合いやすくなります。

帰宅困難時の対応について

帰宅困難
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災害発生時、交通機関が麻痺し帰宅が困難になる場合も想定されます。このような状況では以下の対応を心がけましょう。

災害帰宅支援ステーションの活用

災害帰宅支援ステーションは、災害発生時に帰宅困難となった人々に、一時的な滞在場所や情報提供を行う施設です。各市町村や自治体による運営で各地に設置されており、各自治体のホームページなどで情報公開されています。

事前に職場或いは学校近くの位置情報を確認、勤務先や通学路周辺の災害帰宅支援ステーションの所在を確認しましょう。各ステーションにより利用できる時間やサービス内容が異なります。事前に確認しましょう。また地域での一時安全避難場所として防災公園などもあります。

避難所への移動

帰宅困難が長期化しそうな場合、避難所への移動も検討しましょう。避難所へ移動する場合は、持ち物や健康状態に注意し安全に配慮して行動しましょう。

持ち物:水・食料・着替え・寝具・貴重品・常備薬など

健康状態:高齢者や体の不自由な方は、周囲の手助けが必要となります。

帰宅困難対応として災害に備えるための準備

学校や職場での防災グッズ(帰宅困難セット等)の備蓄

非常食:長期保存可能な食品を備蓄しましょう。

飲料水:保存水(5-7年保存目安)1人1日3リットルを目安に備蓄

懐中電灯:停電時に役立ちます。

ラジオ:災害情報を入手する手段として重要です。

携帯電話の充電器:モバイルバッテリーです。停電時でも充電可能

救急用品:ばんそうこう、消毒液、包帯・ガーゼ、薬

家族との連絡の手段の確認

災害時には家族との連絡が取れなくなる可能性があります。事前に連絡方法を話し合っておきましょう。特に普段使っているライン電話などは、通信不良にて使用できない場合があります。連絡先を共有しておきましょう(自宅・学校・会社・携帯番号・固定電話番号など)また最近は学校や企業で安否確認システム(SNS)が確立されており、様々な方法を活用しましょう。

まとめ

通勤・通学中の災害はいつ起こるかわかりません。日頃から災害への備えをしておくことで、いざという時にでも冷静に対処することができます。情報を収集し、安全な場所へ移動する、そして災害帰宅支援ステーションなどの情報を活用することで、安全委帰宅できるように心がけましょう。

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防災機器メーカー21年勤務。防災(消防・災害・防犯・危険物)に特化した専門知識を習得し、消防設備士他国家資格を取得。海外へも日本製防災機器を輸出販売を通じて、日本の安全の普及活動に努める。世界に向けて一人でも多くの尊い人命と貴重な財産を守るため、危機意識及び危険予測の重要性を訴えながら、防災のプロとして、どのようにすれば災害から人的・物損被害を予防できるかを提案している。



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