【キャベツ】はスープで食べるのが最強?!作り方の秘訣と組み合わせにおススメの食材を栄養士が解説
焼く、煮る、炒める…。どんな調理でも合うキャベツ!実は栄養素を無駄なく取り入れるためにはスープがおすすめ。キャベツに多く含まれる栄養素やおすすめの食べ方と簡単なレシピを紹介します。
多く含まれる栄養素
代表的なものを2つ紹介します。
ビタミンC
抗酸化作用があり、美肌作りの効果も期待できる栄養素です。特に緑の濃い外側の葉の部分に多く含まれています。芯の部分にも多いので、捨てずに楽しむのがおすすめです。また、生のキャベツには同量のみかんより多くビタミンCが含まれています。
ビタミンU
胃腸の働きを整える作用のある栄養素で、胃腸薬などにも使われています。中心部分に近づくほど多く含まれているのも特徴的です。トンカツなどの揚げ物の付け合わせになるのも納得ですね!
おすすめな組み合わせや調理法
食品や調理法を紹介します。
緑黄色野菜
キャベツに多く含まれているのは、水に溶けやすいビタミン類です。緑黄色野菜に多く含まれているカロテンなどの油に溶けやすいビタミンは少ないため、組み合わせることで栄養価が上がります。
カルシウムの多いもの
キャベツにはカルシウムの吸収を助けるビタミンKも多く含まれています。カルシウムの多い乳製品や魚類と合わせることがおすすめです。
豚肉
キャベツに多いビタミンKは脂溶性であるため、豚肉の脂質で吸収率を上げることができます。また、ビタミンB群の多い豚肉とビタミンCの多いキャベツが組み合わさり、美肌効果が期待できますよ。
生で食べる
ビタミンCやビタミンUは熱に弱く水に溶けやすい性質があるため、生で食べることで損失が少なく楽しめます。千切りなど、細かく切ると消化管を元気にする働きのある脂質がより活発になるのも特徴です。さらにドレッシングではなくマヨネーズをかけると消化効果は6.7倍になります。
スープにする
溶けだした栄養素も、汁まで楽しめるスープなら90%のビタミンを摂ることが可能になります。芯の部分もスライスしてスープに使うことで、より栄養価がアップします。
食べるキャベツスープレシピ
今回はキャベツの栄養素を無駄なく取り入れられるレシピを紹介します。
15分で作れる!具だくさんキャベツスープ
材料(2人分)
・キャベツ 100g
・玉ねぎ 1/2個
・ミニトマト 6個
・豚肉 100g
・コーン 10g
・水 100ml
・塩 少々
・牛乳 100ml
・チーズ お好み
・こしょう 少々
作り方
①キャベツと玉ねぎを食べやすい大きさに切る。(キャベツの芯も薄切りにして入れる)
②鍋にキャベツ・玉ねぎ・豚肉・トマトの順に入れて、水と塩を加え蓋をし、8分程火にかける。
③②に牛乳・チーズを加え、こしょうで味を調える。器に盛り、コーンをのせて完成。
お試しください!
【参照】
その調理、9割の栄養捨ててます!(世界文化社)
その調理、まだまだ9割の栄養捨ててます!(世界文化社)
キャベツ|とれたて大百科|食や農を学ぶ|JAグループ
ライター/おがわ ゆり
フリーランス管理栄養士。保育園栄養士、小学校栄養教諭、専門学校で栄養学の講師を経験。出産を機に退職し、家族の食事を考える中で「食を楽しむ笑顔をもっと増やしたい、そのためにも食事づくりを楽にするサポートがしたい」という思いが芽生え、フリーランスの道へ。現在は母親向けの時短簡単レシピの発信、栄養や健康に関する記事執筆や講師業、DNAダイエットプランナーとしてダイエットサポートをしている。Instagram:@yuri_eiyou_health
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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