【前屈が苦手な人が知らない真実】柔軟性じゃなく「緊張」?無理なく前屈が深まる「脱力練習法」

 【前屈が苦手な人が知らない真実】柔軟性じゃなく「緊張」?無理なく前屈が深まる「脱力練習法」
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三品茜
三品茜
2023-10-05

前屈が苦手な人は多いと思います。そんな苦手な動きに対して、ご自身の心身がどう反応しているか知っていますか?それは"緊張"です。緊張すると身体は思い通りに動いてくれなくなるのです。今回は体が硬いと思い込んでいる人、つい力んでしまいがちな人に、意識的に「脱力する」方法を紹介します。

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体の力を抜くことで動きは大きく変わる

ヨガの動きにはつねに呼吸がセットになっていますが、緊張をしていると身体は自然にこわばり、力むことで呼吸も浅くなります。それだけでなく動くときに大切な「体の重さを利用する」ことも難しくなります。
今回は、立位、長座に関わらず前屈が苦手な人が起こしがちな「緊張」を解き、前屈を深めるための3つの方法を一緒にやってみましょう。

1【立ち姿勢で】脱力の練習をしてみよう

まずは力を抜きます。私たちは普段の生活の中でも脱力が本当苦手です。「力を抜く」という感覚を取り戻してみましょう。
立ち上がって伸びる(力を入れる)→曲げる(力を抜く)の動きを繰り返すことで、力を抜くことを身体で感じていきます。

立位のポーズ
photo by Akane Mishina

何度か続けると、「自然に前屈する」と「力が抜ける」ことがわかってきます。息を吐いた時にそのまま膝を曲げ、足裏をどっしり根付かせて体を安定させましょう。
この土台の安定がないと恐怖心で心身が緊張してしまうのです。可能であれば、お腹を腿に乗せ(難しければブロックを使用)背骨から頚椎まで脱力させます。
最後に首を下ろし頭の重さを利用して、呼吸をしながらお尻や腿裏、背面全体を重さで伸ばしていきましょう。

立位のポーズ
photo by Akane Mishina

②【座り姿勢で】脱力の練習をしてみよう

長座前屈はスタートの時点で背面が既に伸びています。この状態を保つのに緊張も始まっています。
なので立位の時同様、腿裏にハリを感じる方は膝を曲げ、背中を伸ばす(力を入れる)→背中を曲げる(力を抜く)を繰り返してみましょう。
膝を伸ばして座れない方は、足裏を床につけ体を安定させます。

立位のポーズ
photo by Akane Mishina

何度か繰り返したたら、前屈をしてみましょう。
手を足のほうに伸ばそうとして肩周りを緊張させてしまうと、頭の重さを利用できないので、手が足指にかかるときは意識的に力を抜いていきます。
届かない場合は脚、床やブロックに手をかければOKです。安定したら息を吸う時に背面を意識的に膨らませ、吐く時に重さを感じながら呼吸を繰り返しましょう。

③「マッサージ」でお腹の緊張をほぐしてみよう

お腹(内臓)の緊張をほぐすようなマッサージも手段のひとつです。
お腹が張っている方、排泄がスムーズでない方は交感神経が優位になっている可能性があります。深い呼吸が苦手な方も是非試してみてください。

ガチガチに固まったお腹を呼吸と手のひらであたためながらゆっくり触っていきます(満腹状態のときは避けます)。
楽な姿勢で座り、息を吸いながら上体をまっすぐに伸ばします。吐きながらひざを曲げ、背中も丸めて背面を広げる動きを数回繰り返します。
なるべくゆっくり、柔らかいお腹を目指してみてください。

立位のポーズ
photo by Akane Mishina

今回紹介した脱力の練習やマッサージを取り入れることで、苦手意識のあった前屈に変化を感じることができると思います。どれも簡単な練習法なので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

これからの寒い季節、勢いをつけたり、無理な前屈は特に怪我に繋がる可能性があります。リラックスしたマインドで緊張を解き、土台の安定感からつくられる身体の重さを味方にゆっくり深めていきましょう。

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立位のポーズ
立位のポーズ
立位のポーズ
立位のポーズ