【現代社会を生き抜く力!】心の安定性を高める「レジリエンス」とは?身に着ける方法を精神科医が解説

 【現代社会を生き抜く力!】心の安定性を高める「レジリエンス」とは?身に着ける方法を精神科医が解説
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精神科で外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーに対してHSP気質に関する発信、書籍刊行など幅広い分野で活動する精神科医しょうさんが、HSPやメンタルヘルスに関する身近なギモンを解説。生きづらいをラクにするためのヒントを連載形式で紹介します。

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こんにちは!精神科医しょうです。みなさんは「レジリエンス」という言葉を知っていますか?

①変化への対応能力
→急激な変化や予期せぬ出来事に対して、柔軟に適応する能力

②困難な状況への耐性
→困難な状況に対して持つ精神的な耐性や抵抗力

③回復力と成長
→困難な状況を経験した後でも、その経験を学びとして受け入れ、より強く賢明になる能力

レジリエンスは主に以上の3つの側面から成り立っています。まとめると「物事が変化や困難な状況に直面しても、その影響を最小限に抑えつつ、回復し、成長する能力」と言えるでしょう。ではこのレジリエンスを身に着ける事で、メンタルにどういった良い影響があると言えるのでしょうか?

2 レジリエンスを身に着ける事で生まれるメンタルへの良い影響

①ストレスへの対処能力の向上

レジリエンスを高めることで、ストレスや困難な状況に対する心理的な耐性が向上します。そのためストレスに強くなり、心の安定、余裕にもつながるでしょう。

②自己効力感の増強

レジリエンスが高まることで、自己効力感が増強されます。自己効力感が高まることで、不安の軽減や自信の向上につながるため、メンタルの安定に大きくつながると言えるでしょう。

③ポジティブな心構えの養成

レジリエンスを高めるプロセスは、ポジティブな心構えや前向きな考え方を養うことに繋がります。

もちろん、常にポジティブや前向きでいる事は無理ですし、必要はありません。ですが、困難な状況や場面でもネガティブ一直線ではなく、ポジティブで前向きな考え方もできるのはメンタルに強い柔軟性を与えてくれます。このようにレジリエンスを身に着ける事で、メンタルにも良い影響が生まれるんですね。

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3 レジリエンス身に着ける方法

では、レジリエンスを身に付けるためにはどうすれば良いのでしょう?次の「6つの力」を高めることが重要とされています

①自己認識

→自分の思考や生理的反応、行動などに注意を払う能力。自分を客観的に認識し、それを受け入れることが大切です。

②自己コントロール

→望ましい結果を得られるよう、自分の思考や感情、行動などを変化させられる能力。逆境や困難な状況においても、自分を律することが大切になります。

③現実的楽観性

→逆境や困難な状況下でも、その中からポジティブなことに気づける能力。自分ではコントロールできないことを区別し、逆境や困難を打開していこうとする姿勢を持ちましょう。

④精神的柔軟性

→状況を多角的かつ俯瞰的に把握し、想像的で柔軟に考えられる能力。先入観や慣習などにとらわれたり、感情に任せて場当たり的な行動を取らないことが重要になります。

⑤キャラクター・ストレングス

→人それぞれ自分にしかない強みを最大限に生かし、逆境や困難に立ち向かえる能力。それを生かし、積極的に自分がやってみたいことには挑戦することが大切です。

⑥関係性の力

→周囲の人と信頼関係を築き、それを維持する能力。職場の仲間、家族、友人などを大切にする意識を持ちましょう。

まとめ

今日はメンタルにも良い影響を与える、レジリエンスのお話でした。ストレス社会とも言われる現代、少しでもレジリエンスを身に着けておくことで、あなたを守ってくれる大きな力になるはずです。

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精神科医しょう

精神科医しょう

普段は精神科医として働きながら、InstagramやvoicyにてHSP気質に関する発信も行なってます。総フォロワー7万人以上の方々に対し、「他人軸ではなく自分軸で気楽に生きられる」をテーマに発信中。 自分軸になりたい方は是非、私の発信をのぞいてみてください♪ 書籍(https://www.amazon.co.jp/dp/4046060034)



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