POSE & BODY
骨盤底ムーラバンダを締めるコツって?
日本を代表するヨガ指導者、綿本彰先生が読者のお悩みに答える連載。今回は「バンダ」の中でも意識しにくいムーラバンダ(骨盤底)について綿本先生がアドバイス!
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バンダとは、サンスクリット語で「ロック」や「止める」という意味であり、バンダを意識することで体軸が安定する。バンダは3か所あり、ジャーランダバンダ(のど)、ウディヤナバンダ(腹部)、もうひとつがムーラバンダ(骨盤底、会陰部)である。「のどや腹部は意識しようと思うとなんとなくわかるけど、ムーラバンダはよくわからない」というのが今回の相談者の悩み。綿本先生のアドバイスとは?
物を持ち上げたときの下半身の変化に意識を向けて
ムーラバンダは股関節の安定感を高め、腹圧を高めるためのものなので、例えば重い荷物を持ち上げたりしながら、その際の骨盤底の変化を繊細に感じ、その感覚をポーズ中に引き出せるようにするとよいでしょう。また、足の指を広げたり、両腿を互いに寄せるようにしたり、下腹の下のほうを中央に引き寄せたりすると、間接的にムーラバンダの感覚を助けるのでおすすめです。
最初は力んでも構いませんが、骨盤底周辺を繊細に感じ、必要最低限の力で行えるようにすると全身の余分な力みが消えるので、これを一つの目安にされるとよいと思います。
教えてくれたのは...綿本彰先生
日本ヨーガ瞑想協会会長、綿本ヨーガスタジオ主宰。父である同協会名誉会長、故・綿本昇師からヨガを学ぶ。大学卒業後インドに渡り、各地でヨガ、アーユルヴェーダの研修をし、帰国。1994年にヨガの指導をスタート。
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