お尻の下の肉が外側にモッコリしているのはなぜ?お尻や太ももが太くなる根本原因と解消ワザ
プリっとした桃尻からシュっと長く伸びる美脚が理想。でも実際は四角いお尻と、なぜかお尻の下の方が一番太くってモッコリとお肉が盛り上がっている…。このお肉の原因は、重力に負けているからかも?
お尻の下のモッコリお肉の原因は・・・?
お尻はプリっ脚はほっそり!つけたいところにお肉がついてくれればいいのに、なぜか「なんでここにお肉があるの・・・?!」というところにお肉はつきやすいもの。特に下半身を見ていくと、お尻よりも下、太ももの外側の方がモッコリ太くなっているんだけど・・・このお尻の下のお肉は何?!と思いますよね。その原因は重力のかかり方にあります。
体は重力を受けて、常に頭の上から押されているような状態です。頭頂から背骨を通って降りてきた重力は、骨盤内で下向きのYの字のようなイメージで二手に分かれ、股関節を通り、地面へと抜けていきます。
つまり、基本的に重力によって外側に開くように押されているというわけです。高齢者の方(特に標準体重より重たい方)の脚の形を見ると、多くの方がO脚になっていると思いませんか?その理由は、重力によって股関節から膝にかけての骨格が、斜め下、外側に開くように重力に押されたために起こっています(個人差があるため、全員が同じ理由とは限りません)。
重力に負けない体を作るには・・・?
お尻の下のモッコリお肉がこれ以上盛り上がらないようにしていくには、重力に上から押されてつぶされない体にしていく必要があります。そのために大切なのが、重力に対抗するように体を引き上げる体幹の力。特に、骨盤底筋から体全体を引きあげる意識です。
骨盤底筋は意識しづらいため筋力トレーニングを行った後のような「使った感」や「筋肉痛」が起こらないため、本当に使えているのか不安になりますが、使えていると信じてトレーニングし続けることが大切。骨盤底筋が使えて体を引き上げられるようになると、日常の姿勢も変わり、お肉のつき方にも変化を感じられるでしょう。
骨盤底筋を引き上げるヒップリフトトレーニング
ヒップリフトトレーニングといえば、その名の通りお尻のアップにオススメされるトレーニングですが、膝の間にクッションやヨガブロック等を挟んで行うことで、内もも~骨盤底筋のトレーニングも同時に行える万能なトレーニングになります。重力に押されて外に広がったお尻を真ん中に集めるように意識しながら、骨盤底筋を使って体全体を引き上げる意識も養いましょう!
やり方
1.仰向けになり、膝を立てる(膝の角度は90度程度)
2.膝の間にクッションを挟む(枕やヨガブロックでも代用可能)
(さらにトレーニングの難易度を上げたい方は、筋膜リリースローラーの上に足の裏を乗せます。ローラーが転がらないように引き寄せることで難易度アップ!)
3.息を吐きながらクッションをつぶし、お尻を床からアップ
4.背中を丸めながらゆっくり床に戻る
*3-4を10回繰り返しましょう。
動画で一緒にやってみよう!
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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