ストレス過多なサイン!?塩辛い物・甘い物が欲しくなったら【副腎】が疲れている?対策は?|医師監修

 ストレス過多なサイン!?塩辛い物・甘い物が欲しくなったら【副腎】が疲れている?対策は?|医師監修
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何だか塩っ辛いものが食べたくてついつい味が濃いものを欲してしまう…。仕事が終わったら あまーいスイーツが食べたいな、帰りにコンビニ寄ろうっと。ラーメンやポテチやスイーツ…という感じで「なぜだかわからないけど」ついつい毎日、塩分の多いものや甘い物を食べちゃう。そんな事ありませんか?

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ついつい塩気と甘い物を欲する、原因は?

甘い物や塩分の摂りすぎは、糖尿病や高血圧といった生活習慣病だけでなく、腸内環境の悪化や自己免疫疾患など、様々な病気や症状の入り口になりかねません。

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毎日はダメだよね、、、と頭でわかっていながら手が伸びてしまう。これって実は身体の「ある臓器」に負担がかかっているからなのです。それは「副腎」です。

副腎とは?

あまり聞きなれない身体の部位だと思いますが、副腎は腎臓の上にちょこんと乗っている三角形△の臓器です。

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この副腎が担っているお仕事として、ストレスに対抗するホルモン=コルチゾールを分泌したり、自律神経の興奮に伴ってアドレナリンやノルアドレナリンというホルモンを分泌します。これらホルモン分泌によって血圧や血糖値を維持してくれます。他にも大事な仕事として、水分・塩分を丁度よい一定の状態に保つためのアルドステロンというホルモンを分泌しています。

ですが、副腎に負担がかかる事で、病気までいかずとも副腎でこれらホルモン分泌が正常にできにくくなるのです。

そのため、血糖値を上手に調節できなく甘いものが欲しくなったり、水分や塩分を丁度よい一定状態に保てないので塩分を欲するという訳です。いわゆる副腎疲労(HPA軸機能障害)に近い状態ですね。

副腎の負担を減らしてあげるには?

副腎は人体にストレスがかかるとストレスに対抗するために働きます。その為、「身体的にも精神的にもストレスを減らす」事が重要です。

精神的ストレスは割とイメージしやすい方が多いと思いますが

 ・人間関係
 ・仕事内容
 ・職場
 ・家族関係
 ・嫌だなと思う事
 ・何かを我慢する事  等があります。

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身体的ストレスとしては

 ・風邪や流行りの感染症に感染
 ・怪我、骨折、手術、アレルギー、炎症、慢性炎症
 ・過剰な労働、過剰な運動(疲れているのに仕事や運動をする)
 ・睡眠不足
 ・食生活の乱れ(甘い物、炭水化物過多、アルコール、カフェインの過剰摂取)
 ・低血糖
 ・気温や気圧の変化
 ・公害物質、喫煙、騒音、混雑  等があります。

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これらのストレスをできるだけ減らす事は、副腎の負担を減らし、甘いものやしょっぱい物の摂りすぎを防ぐ事に繋がります。もっと言えば自然とたくさん欲しいと思わなくなくなります。

甘いものが欲しい・塩分が欲しい理由を知ってみよう

身体からのサインと、サインがでる理由を知っていなければ、対策まではなかなか繋がりませんよね。もし今回のようなサインが出ていれば、ストレスを減らしてご自分の大事な副腎を労わって頂ければと思います。

監修医師/佐藤瑠美先生
内科医として朝倉医師会病院に勤務。医学博士、内科認定医、総合内科専門医、感染症専門医、感染症指導医、呼吸器専門医、呼吸器指導医、アレルギー専門医、化学療法認定医、化学療法指導医、抗酸菌症認定医、抗酸菌症指導医、インフェクションコントロールドクター、肺がんCT検診認定医

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立山貴美恵

立山貴美恵

6年の闘病経験から「分子栄養学」に出会い、分子栄養学カウンセラー・カラダリビルドコーチとして活動中。症状を薬などで対処し続ける事ではなく”不調の根本原因”を探するアプローチや、体を立て直し再構築する考え方を提供。栄養、食事、代謝、ホルモン、メンタルについて記事執筆。HP『カラダリビルド』。様々な不調に悩む方へ個人カウンセリングや栄養療法クリニックでの指導を行う。食欲コントロールダイエットインストラクターとしてもオプティマルヘルスの実現をサポート。



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