見た目の若さは「後ろ姿」で決まる!理学療法士が教える背中引き締めトレーニング
最近、何気ない瞬間に撮られた写真を見て、自分が思っている以上に老けて見えたり年齢以上に見えてショックだった…という方いませんか?後ろ姿は普段自分で見る機会が少ないのでケアを怠りがちになってしまいますよね。そこで今回は後ろ姿が美しく見える背中引き締めトレーニングをお伝えします。
後ろ姿に年齢が出る理由
後ろ姿に年齢が出る理由、それは悪い姿勢が影響しています。パソコンやスマートフォンを触っている時、調理中や洗濯機から洗濯物を取り出す瞬間まで、私たちは知らず知らずのうちに猫背で生活している時間が長くなっています。
猫背の生活が長くなると背中の筋肉が伸びきった状態となり、筋肉の働く機会が減ってしまいます。そして、使われない筋肉の周りには脂肪がつきやすくなり、脂肪がつくと後ろ姿は老けて見えやすくなってしまうのです。
加齢に伴い背骨が曲がる
背中の筋肉は意識をしないとほとんど動かす機会がないため、20代後半から衰え始めその後も加齢に伴い少しずつ衰えて、その結果背骨が曲がりやすくなってしまいます。また、特に女性は高齢になると骨密度が減少し骨自体が減少しさらに背骨が曲がりやすくなります。
巻き肩姿勢で背中が広く見える
巻き肩姿勢や猫背の人は肩甲骨を内側に留めておく筋肉が衰えてしまいます。その結果、肩甲骨が外側に開いてしまい、より背中が広く見えてしまいます。また、肩甲骨が外側に開くことで背中に脂肪がつきやすくなっています。
背中を引き締めるために鍛えるべき筋肉
広背筋
広背筋は、骨盤・背骨から腕の内側に付着している筋肉です。腕を後ろにひく、内側に寄せるなどの機能があります。鍛えると背中を引き締めることができます。
菱形筋
菱形筋は大菱形筋・小菱形筋という2つの筋肉で成り立っています。首に近い背骨から肩甲骨の内側についている筋肉です。肩甲骨を内側に寄せるなどの機能があります。鍛えると背中がとてもきれいに見えやすい筋肉です。
上腕三頭筋
上腕三頭筋は肩甲骨から肘についている筋肉です。一般的には二の腕といわれる場所にある筋肉です。上腕三頭筋は腕をひく、肘を伸ばすなどの機能があります。鍛えると二の腕が細くなるだけでなく、背中がスッキリした印象になります。
背中引き締めトレーニング
トレーニング①
やり方
1)頭の上で手の甲同士を合わせます。
2)肘を曲げながら降ろします。
背中で肩甲骨同士を寄せ合うようにします。
3)なるべく肘を後ろ側に通すようにして動かします。
トレーニング②
やり方
1)両手を肩の高さに広げます。
2)脇を閉じながら、肘を曲げます。肩が上がらないように気をつけてください。
▼ 動きを動画で確認したい方はこちらからどうぞ ▼
AUTHOR
Ayaka
医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。
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