痩せても自信が持てない理由は?摂食障害経験者でもあるカウンセラーが伝えたい「本物の自信の育て方」

 痩せても自信が持てない理由は?摂食障害経験者でもあるカウンセラーが伝えたい「本物の自信の育て方」
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"根拠のない自信"の育て方

では、根拠のない自信はどうやって身につければいいのでしょうか。

脳科学者の茂木健一郎氏は、「根拠のない自信を持て。それを裏付ける努力をせよ。自信に根拠は必要ない。できるかどうかわからない。それでもやるしかない。つまり、「根拠のない自信」とは、とにかく行動するという決意表明だ。」と話しています。つまり、根拠のない自信は、他者からの評価で決まるものではなく、自分が積み上げた行動と経験から生まれるのです。 

しかし、根拠のない自信はそう簡単に身につくものではありませんよね。ここで根拠のない自信を育てる3つの心がけを紹介します。

1|周りと比較しないと決める

みなさんも思い返してみてください。周りと比較して前向きになれた経験はほとんどないはずです。しかも比べてしまうのは周りの「いい出来事」ばかり切り取って、その人の全体感を見ていないことがほとんどです。SNSで見かける友達の一見幸せな出来事も、その友達は何かを犠牲にして幸せを手に入れているかもしれません。

SNSを見ていると幸せな情報ばっかり入ってくるので、比較しないことのほうが難しいでしょう。だからこそ、初めに「比較しない」と心に決めるのです。他人と比べることに、何の意味もありません。比べるのは過去の自分だけにしましょう。

2|「できない」より「できる」に目を向ける

「スタイルが悪い」
「彼氏がいない」
「給与が低い」

など、自分のネガティブな面に目を向けないで

「朝ごはん作った」
「友達の誕生日をお祝いした」
「新しい本を読み始めた」

など、小さくても自分の頑張ったところに目を向けましょう。ポジティブな面に目を向ける意識を日々することで、ネガティブな思考回路の癖が和らいでくるはずです。

3|小さな成功体験を積み重ねる

茂木先生の言葉にもある通り、小さな成功体験を積み重ねることが大きな自信につながります。小さな成功体験を積み重ねるコツは、目標のハードルを下げること。

例えば、「会社でMVPをとる」というのはハードルが高いですよね。しかし「今週の仕事は納期の1日前に終わらせる」など、目標は実現可能なラインに設定しましょう。どんなに小さくても自分が決めた約束を守ることで、大きな達成感を得ることができます。

いかがでしょうか。これくらい小さな心がけなら日々の生活に取り入れられそうですよね。小さな行動の積み重ねから、唯一無二の自信を育てていきましょう。

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あかね

あかね@摂食障害相談室

「壁を扉に」を合言葉に、元摂食障害の心理士として「摂食障害オンライン相談室」を運営。1990年生まれ。高校生の頃に27kgになり10年に渡る摂食障害に悩んだのち完治。その間、入退院、高校中退、引きこもり、高卒認定試験合格の後に進学。大学では心理学を専攻し、卒業後は広告会社でコピーライター、デザイナーとして従事。30カ国60都市を訪問の末、宮崎に移住。カウンセラーの傍ら、農家でありクリエイターでもある。3児の母。



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