【月のサイクルに沿った過ごし方】身体の中の「水分」と「塩分」の神秘(水分編)
月が人間や動物・地球に与える影響は「満月に生理や排卵日が重なる」「ウミガメやサンゴの産卵が増える」「大潮になる」などさまざま。そして私たちの体の約60%は水分(体液)であり、その体液の塩分濃度は地球に生命が誕生した頃の海水の塩分濃度と同じとも言われています。また、満月・新月は気圧にも関係があり、気圧の変化で体調不良を起こす理由のひとつに体内の水分バランスの乱れがあります。 今回はそんな月と私たちの身体の水分量・塩分濃度についてを、vegan菓子 [素果子 | sugashi ] 店主で、食と腸に関する生活指導・腸マッサージも行っている、半田葉子さんがお伝えします。
もくじ
1.月のサイクルとは
2.私たちの身体と水・月との関係
3.体内水分量と月の満ち欠けについて
4.気圧の変化からくる体調不良と体内水分・月との関係
5.上手な水の摂り方
1.月のサイクルとは
月は、新月→上弦の月→満月→下弦の月→新月というサイクルの繰り返しであり、そのサイクルは約28日周期、女性の月経の周期とほぼ同じと言われています。
満月に生理や排卵日が重なる、ウミガメやサンゴの産卵が増える、犯罪や事故が増える、涙もろくなる、太りやすくなる、満月から新月にかけて痩せやすくなる、新月は浄化のエネルギーが高まる、など、月の影響を受ける事柄には諸説あり、研究や論文なども多数出ています。
信憑性に欠けるものもあれば、満月にウミガメやサンゴの産卵が増える、満月・新月は潮の満ち引きが一番大きくなる「大潮」になる、など、事実として知られている事柄も多くあります。
東洋医学でも月のサイクルを考慮した治療方法もあり、農作物の栽培方法にも、月の満ち欠けや天体のリズムに合わせて栽培する「バイオダイナミック農法」という方法があります。
また、紀元前より人々は月や星を利用し天体観測や占星術が行われたり、ヨガにも月にまつわるアーサナやメソッドが多く使われるなど、目に見えないものを含め古来より現代に至るまで、私たちは様々な形で月の影響を受けています。
2.私たちの身体と水・月との関係
私たちの身体の約60%は水であることをご存知でしょうか。
一般成人男性で体重の約60%、一般成人女性で約55%、つまり半分以上が水分(体液)でできています。50kgの女性の場合、約27.5kgが体液となります。60%ある体液には、血液やリンパ液、髄液、胃液、腸液などさまざまな水分が含まれています。
そして人間の体液の塩分濃度は約0.9%、海水は約3.5%と海水の方が高いですが、生体の細胞質基質の電解質組成は地球に生命が誕生した当時(脊椎動物が生まれた時)の海水の塩分濃度は約1%と言われています。
私たち人類の誕生が、「人類の祖先は魚類が海から陸上に進出した」「お腹の中に命を宿した赤ちゃんが人間として生まれてくるまでには、魚類→虫類→哺乳類と言う動物の進化の歴史をたどっている」「羊水の塩分濃度は約1%」などとも言われ、私たちの身体と地球の海や月が深く関係していると感じることができるでしょう。
AUTHOR
半田葉子
バウエル腸セラピスト/vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主 幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、 長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID:kurashinotane_
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