季節の変わり目の「だるさ・むくみ」はデトックスで解消!老廃物を排出【薬膳スナップエンドウレシピ】
こんにちは。漢方スタイリストの世世漢方(yoyokampo)です。季節の変わり目で、なんだか体がだるい。やる気がないと感じている方いませんか?それはもしかして、身体の中にたまった汚れた水のせいかもしれません。水の巡りが悪くなると、むくみ以外にも、身体のおもだるさや食欲不振につながります。本日は、そんなときにおススメ「水巡りを改善・デトックスレシピ」のご紹介いたします。
身体のだるさはデトックスレシピで解消!簡単スナップエンドウのナムル
季節の変わり目の体調不良は「脾(ひ)」を整える
急に気温が上がったり、下がったり、長雨が続いたり。特に曇りや雨が続いて湿気が多い時期のことを、中医学では「土用(どよう)」といいます。夏のはじめの「土用のウナギ」なんて言葉が有名かと思いますが、実は土用は春夏秋冬あるんです。ちなみに春の土用は、4月末~5月上旬にかけて。
そんな時期に注意するのは、消化器官を司る「脾(ひ)」の不調です。脾の働きが悪くなると、お腹の中に未消化物がたまり、汚れた水も輩出できなくなり以下の症状が現れます。
- むくみ
- 重だるさ(特に寝起きに体がだるく感じる)
- 食欲不振
なんだか体がだるくて動きたくない・・・・なんて感じている方、もしかして身体の中の未消化物や余分な水が排出できていないからかもしれません。まずは、脾を元気にしてデトックスするのが大切です。
そんな方におススメのデトックスができる旬のお野菜とレシピをご紹介します。
「スナップエンドウ/スナックエンドウ」の薬膳的効能と栄養学
●中医学におけるスナップエンドウのはたらき
- 胃腸を司る「脾(ひ)」を元気にして、食欲不振などに
- 胃腸の巡りが改善して、体内の余分な汚れた水の「湿(しつ)」を排出。むくみやだるさを解消
- 排出を促進し、解毒の働きも。肌荒れや化膿性の湿疹などに
●栄養学におけるスナップエンドウの成分
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ビタミン
ーコラーゲンの合成にかかわり、ストレスから体を守るビタミンCが含まれます。活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化予防にも。また、エネルギー代謝にかかわり、疲労回復効果のあるビタミンB1なども含まれます。 -
カルシウム
ー骨や歯を作るのに欠かせないミネラル。また、筋肉を動かしたり、精神の興奮を鎮め安定させるなどの効果も。カルシウムはビタミンDを一緒に摂取すると吸収率がよくなります。※レシピに使用した鮭はビタミンD豊富 -
食物繊維
ー腸の中で水分を吸い込んで膨らむ不溶性食物繊維は、腸を刺激することで便通を促して便秘の解消に。また、有害物質を排出する効果も。水溶性食物繊維は、腸内環境を整える効果や血糖値の急激な上昇を抑える、コレステロールの吸収も抑制するといわれています。
茹でて混ぜるだけ「薬膳スナップエンドウのナムル」
1)下準備
筋を取り除いて、沸騰したお湯に少し塩を入れて1分半~2分ゆでる
2)材料を切る
粗熱がとれたら、斜め半分に切ってよく水気をきる
3)調味料を混ぜる
鶏がらスープ(小さじ1/2)とゴマ油、ニンニクチューブをお好みで。
4)鮭を混ぜたら完成
鮭フレークを混ぜる。鮭は「美肌」にとてもよく、ビタミンDが含まれるためカルシウムの吸収を助けます(上記の「栄養学におけるスナップエンドウの成分」に記載)
※鮭フレークが無ければ、シーチキンやゴマなどお好みの食材でお楽しみください。その他、むくみ解消のヨガのポーズを以下でも紹介しています。ぜひ試してみてください。
AUTHOR
yoyokampo/世世漢方
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。
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