デリケートゾーンのニオイは洗いすぎが原因？ニオイが気になる人がまず見直すべきことは｜ドイツに学ぶ

洗濯洗剤・柔軟剤に驚くほど敏感なドイツ人

洗濯洗剤が原因で体臭がきつくなるというのは、にわかに信じがたいことのように思われます。しかし実際にはそのような症例が報告されているだけでなく、あらゆるアレルギーや様々な起こりうる問題点を検証せずに世の中に販売されている洗濯洗剤・柔軟剤が多いことも事実です。実際ドイツに来て驚いたことは、洗濯洗剤にもビオを求めたり自然石鹸で洗濯する人の多さ。柔軟剤は基本的に植物性でなく化学薬品を多く使用していることから、その安全性を考慮して使用しないという人もいます。一部の柔軟剤にはアレルギーを引き起こす原因となる成分が含まれているだけでなく、何度も洗濯すると、生地本来の持つ機能性が失われることも。例えばスポーツ製品などに使用されている「ハイテック素材」なども、汗の吸収が悪くなったり、速乾性機能が失われるなどの報告がされています。

通常洗濯洗剤を購入する際、まずは汚れがキレイに落ちることが最優先され、良い香りがするものが人気です。しかしこれらには蛍光増白剤や漂白剤などが含まれているにもかかわらず、ただ「肌に触れるだけだから」と私たちは軽視しがちではないでしょうか。しかしながらランジェリーなど小さく丸めて整頓するものは、特にこの微量に残った洗濯洗剤・柔軟剤が肌との化学反応を起こし、デリケートゾーンのにおいの原因となりうるのだとか。どのような洗濯洗剤や柔軟洗剤を使うのかはもちろんですが、きちんと容量を守り、正しく使用することが肌への負担を減らすことにもつながります。洗剤や柔軟剤は自身のアレルギー体質や肌のコンディションなどに最も合うものを選ぶべきなのです。

ドイツにおけるデリケートゾーン事情

デリケートゾーンに関しては非常に様々なケア製品があります。必要以上のケアはする必要がないと多くの医師が警鐘を鳴らしても、世の中の女性たちはかえって匂いに敏感になってしまったようです。ドイツでの調査では、産婦人科に来る女性の40％が、デリケートゾーンの洗いすぎで新たな問題をかかえるようになったと報告されています。同サイトでは、リンゴ酢でのケアは副作用がなく、安全で最適であると提唱しています。カップ一杯ほどのリンゴ酢を洗面器のお湯に混ぜ、10分から15分ほど座ることで、PH値が正常値に戻るのだとか。匂いの解消が簡単にできるということですので、試してみる価値がありそうです。

あらゆる体臭の匂いはこのような外的要因だけでなく、主に口臭からも推し量れるように、何を食べたかで決まることも大きいです。肉や玉ねぎ、にんにくやブルーチーズなどの香りのきついものは体臭に影響を及ぼします。まして年齢やホルモンの影響を受けた「加齢臭」、さらに「怒り」「緊張」といった感情と共に現れるストレスレベルによっても発汗量や匂いは大きく変化します。

まずは適度な運動を日頃ルーティーン化し、十分な水分を摂ること。そうすることで、突然酷い体臭が何か病気の「サイン」として気づきやすくもなります。自分の体のあらゆる状態に早く気づいてあげられるように、まずは今の生活から見直すことからはじめてみてはいかがでしょうか。