【生理前のココロの不調】辛いPMS…我慢しないで!ヨガでできる「セルフケア」
日本人女性の7、8割が抱えているとも言われている生理前症候群・PMS。症状や軽度は人それぞれですが、できるだけ快適に過ごしたいですよね。ヨガには、PMSを緩和する効果もあると言われています。今回は生理とヨガの関係についてご紹介します。
日本人女性の7割〜8割が抱えている「PMS」とは?
日本人女性の7割〜8割が抱えていると言われている「PMS」。PMSは「Pre Menstrual Syndrome」の略で日本語では「生理前症候群」と呼ばれています。生理3~10日位前に起こることの多い、精神的・身体的な不調のことで、生理が始まると、それまでの症状が消えてしまうのも特徴の一つです。PMSの主な症状は、下腹部の痛み、膨満感、乳房の痛み、肌トラブル、むくみ、頭痛、めまい、肩こりなどの身体症状と、イライラや情緒不安定、憂うつ感、注意力の低下、睡眠障害といった自律神経系の精神症状があります。
「ちょっと辛いけれど、大丈夫」と無理していませんか?この辛い原因は生理前に増加する女性ホルモンの黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響、もしくはもう一つの女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)とのバランスが崩れて起こっていると諸説ありますが、まだ明確ではないと言われています。個人差があり、「病院に行くほどではないけど…」という方も多いかもしれません。自分で上手に付き合っていきたいですよね。
ヨガでPMS対策、やり方は?
ヨガには自律神経やホルモンのバランスを整える効果が期待できるポーズがたくさんあります。PMSの原因はまだはっきりと解明はされていませんが、実際にヨガを実践してPMSが緩和されたと効果を実感している人も多くいます。PMSの症状で多くの方が悩むのが自律神経系の心の不調。
私たち人間の身体には無数の神経がありますが、その中で、内臓の働きなどを調整してくれるのが自律神経です。交感神経と副交感神経から成る自律神経が乱れると心や身体にさまざまな支障が出ます。イライラや怒りっぽくなっている時は、交感神経が優位な状態です。悲しくなったり、落ち込みやすい状態の場合は、副交感神経が優位な状態です。この2つの自律神経のバランスを保つことで、感情をコントロールすることができます。
そしてこの自律神経に働きかけることができるのが、ヨガを実践する上で最も大切な練習の一つである呼吸法です。
副交感神経を活性化させる呼吸法が「腹式呼吸」です。ストレス社会に生きる現代の私たちは、呼吸が浅くなりがちです。昔の人に比べて、なんと1/3になっているそうです。鼻から吸って、鼻から吐く。この腹式呼吸を日常生活でもぜひ、意識的に行ってみましょう。お気に入りの香りを手首などにつけ、嗅ぎながら深呼吸をするのもおすすめです。
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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