呼吸音のヨガ(スヴァラ・ヨガ・プラーナヤーマ)の効果とやり方を解説
Yoga of Sound Breath

スヴァラ・ヨガ・プラーナヤーマ

ポーズのやり方

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古くから、私たちの心と体(そして自然界のすべて)を作りあげている五元素—地、水、火、空、風—は、エネルギー的見地から、鼻孔内のある特定のポイントと関係していると言われている。そのため、呼吸がこれらの部分を通過、あるいは、通過しないことによって、心身に影響を与え、変化を起こす。

2

ここで着目する鼻孔内の二つのポイントは、伝統的な基本効果とは関連しないため、この練習はあくまでも伝統的な教えの応用であるが、呼吸をより理解できるようになる。これらのポイント(各鼻孔に二ヶ所)は、鼻中隔のすぐそばの鼻の奥と、小鼻の下の鼻の入り口にある。

3

快適な座法で座り、鼻孔を通る息に意識を向けながら呼吸をする。このとき、二つのポイントの違いが感じられるだろうか。例えば、息を吸ったときに、右側では鼻の奥で息を感じるが、左では小鼻の下で感じるかもしれない。

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そのまま1~2分、観察しよう。次に、吸う息を鼻の奥に通す(あるいは息を狭める)ように意識しながら、1~2分呼吸を続ける。

5

自然呼吸に戻って、30秒間行ってから、今度は吐く息を小鼻の下を通す(息をひろげる)ように意識してみよう。再び1~2分行い、自然呼吸にもどって30秒。

6

最後に、両方を一緒に行いながら、ゆっくりと数分間呼吸する。このスヴァラ・ヨガの練習は、ウジャイ呼吸やカパラバティ呼吸で(息を吐くときに)行ってもよい。

同じ姿勢でできるポーズ