マヨネーズはカロリーが高く太るイメージがありませんか。実は市販のマヨネーズは、農林水産省の規格により食用植物油脂率が65%以上あることが定められています。マヨネーズは太るだけでなく、トランス脂肪酸や遺伝子組み換えも気になるところ。身体に気を遣われている方や、家族が何にでもマヨネーズをつけてしまうことに悲しむお母さんにとっても、安心安全なマヨネーズがあればとても嬉しいですよね。
マヨネーズには主に、コーン油や大豆油、菜種油などが多く使われています。
裏の原材料には「食用植物油脂」としか書かれていませんが、大手サイトのQ&Aなどを見ると、油の説明が書いてあります。「食用植物油脂」と聞くと、植物を絞ってできた天然の油のようなイメージがありますが、実は食用植物油脂とはトランス脂肪酸のことを指します。
トランス脂肪酸とは、油脂の加工・精製でできるもの。
血中の善玉(HDL)コレステロールを減らし、悪玉(LDL)コレステロールを増やすため、心臓疾患などのリスクが高まると言われています。海外では包装食品の栄養成分表示にトランス脂肪酸の含有量を表示することが義務付けられている国や、制限をしている国も多くある程、積極的に摂生したい成分です。(日本ではまだ規制やトランス脂肪酸の使用を禁止する規制はありません)
遺伝子組み換えで良く取り上げられるのが「大豆」や「とうもろこし」。マヨネーズに多く使われているコーン油の原料はとうもろこし、大豆油の原料は大豆です。遺伝子組み換え食品を使用している場合は表示義務がありますが、マヨネーズに使用されている植物油の表示は義務対象ではないため、原材料から遺伝子組み換えを判断することはできないのが現状です。(理由:原料由来のDNAやたん白質が精製工程で除去、分解されてしまうためーキユーピー株式会社「マヨネーズなどに関するQ&A」より
ここでは簡単にできるソイマヨネーズのレシピをお伝えします。用意するのはミキサーかブレンダー、そして以下の材料です。
<材料>
豆乳 35g
酢 15g
油 60g
砂糖 2g
塩 2g
胡椒 おこのみ
これらをミキサーかブレンダーで30秒ほど良く攪拌したらできあがりです。お手持ちの瓶などに入れしっかり蓋を閉め、冷蔵庫で保管してください。
混ぜたすぐは少し緩いと感じるかもしれませんが、冷蔵庫で2,3時間寝かせると少し固くなります。
ネットで瓶に入れて振るだけで出来るというレシピもありますが、ミキサーやブレンダーで攪拌することで、しっかりと固まった市販のマヨネーズのような仕上がりに近づけることができます。
コクを出したい場合は、以下の方法もおすすめです。
・大豆固形分10%以上の豆乳を使用する
・ニュートリショナルイースト(注1)を0.5gほど加える
注1)ニュートリショナルイースト
糖蜜で発酵させた酵母で、植物由来の食物には含まれていないビタミンB12が豊富に含まれたチーズやナッツのような風味があるので、チーズの代用食材としてヴィーガン料理によく使われています。
お好みで粒マスタードや粒胡椒、ニンニクやハーブやレモンなどを加えアレンジして、味の変化をぜひ楽しんでみてください。