巻き肩とは肩関節が内旋(内巻き)になっている状態が定着してしまっていることを指します。内旋は肩関節の動きのひとつでもあるため、適切な場面で内巻き状態になることは問題ありません。しかしそれが定着することで下記のようなデメリットが生まれます。
・肩が上がりやすくなる
・肩や首がこりやすくなる
・猫背になりやすい
・腕が上がりにくくなる
・呼吸が浅くなりやすい
・首周りが盛り上がりやすくなる
力を抜いて腕をだらんと下ろします。肘の折り目に注目しましょう。このとき折り目が正面を向いていれば正常といえます。しかし折り目が内側に向いている場合は巻き肩の可能性があります。
巻き肩になることで硬くなりやすいのが肩や胸の筋肉である三角筋と大胸筋です。これら筋肉は内旋だけでなく屈曲(腕を前に上げる動き)でも使われるため、パソコン作業が多い方や料理をしている時間が長い方はほぐすべき部分になります。今巻き肩のなっていない方も、予防になるリリースをすき間時間に取り入れていきましょう。
① ボールを用意する(テニスボールなど硬すぎないもの。ない場合は手をグーにして代用)
② 鎖骨の一番外側の下に当てて円を描くように転がしてほぐす(30秒~60秒)
③ そこから真横に向かって転がす(30秒~60秒)
④ 最初の部分からななめ下に向かって転がす(30秒~60秒)
⑤ 最後は真下に転がす(30秒~60秒)