【40代女性の"なんとなく不調"】気になって調べても不安が消えないあなたが身につけるべき知識は
性の健康に関するアクティビストでありメノポーズカウンセラーの小林ひろみさんに、40歳からの性生活や更年期をより良いものにするためのアドバイスをいただきます。
「なんとなくの不調」気になって調べても、不安はなくならない
なんとなく不調を感じるとき、年代的に更年期症状ではないか心配になることがあります。そういう時は、まずは手軽なネットで症状を検索するのが一般的ですが、更年期の知識をそれほど持ち合わせていない人にとって、不調に対する正確な情報にたどり着き、そしてどういう行動をとるべきか判断が難しいと感じます。ヘルスリテラシーという言葉をご存知でしょうか。健康に関連する情報を探して、理解して、意思決定に活用し、適切な健康行動につなげる能力のこと(※)を指す言葉ですが、ネットの情報は医師が答える記事のほかに、私のような民間資格の者が書く記事、一般の方々の体験コラムやブログ、タイアップ記事など情報を発信する側はさまざまで、内容も多様。しっかり読んで判断すれば大丈夫!と言いたいところですが、基礎知識がないと膨大な情報量を選別するには困難にみえます。
※日本ヘルスリテラシー学会より
「この不調は更年期かな」と気になった場合どうすればいいのか。不調を感じたら婦人科クリニックの検索と受診をおススメします。婦人科クリニックはそれぞれに得意分野がありますので、できればホームページで更年期と診療内容に明記されているところを選ぶと治療が必要なときに比較的スムーズです。更年期を専門にしているクリニックの待合室には、更年期に関する本や、無料のパンフレットなども置いてあるところが多いので、待っている間に情報収集もできます。
AUTHOR
小林ひろみ
メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。日本性科学会会員。性と健康を考える女性専門家の会 理事。デリケートゾーンブランドYourSide、潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛について情報発信を行う。幅広い性交時の痛みに関する情報サイト「Fuan Free (ふあんふりー)」を運営。
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