ランジェリーブランドBasaraが「シルク」にこだわる理由
おうち時間が増えたことで、これまで以上に自分と自分を取り巻く衣食住への関心が高まるようになりました。外からは見えないランジェリーも、着ていて心地が良く、リラックスできるものを選びたいーそんなニーズを叶えるブランドが、シルクのランジェリーブランド「Basara」です。
地球環境を破壊する要因に寄与しないモノづくり
シルクというと自宅で洗濯ができないことを理由に敬遠されがちな繊維ですが、Basaraがシルクにこだわるのは「モノづくりすることは、同時に責任を負うこと」という考えがあります。自分たちが自信をもっておすすめでき、地球環境を破壊していく要因に寄与しないことを考え、天然素材であり、美しく魅せる素材をと考え、シルクにたどり着いたそう。
シルクは、天然素材の中で機能的でもあります。汗を吸い放湿するスピードは、コットンの1.5倍。夏は涼しく、冬は空気の層を作って暖かいのです。さらに、シルク繊維に含まれる保湿成分セリシンは肌への吸着性が高く、パックでもしているかのように肌に浸透し、肌を乾燥から守り、最適な状態に導いてくれます。肌に含まれる成分と近い組織のため、皮膚の弱い人でも安心して使える素材なのです。さらに、セリシンには、紫外線を吸収する性質もあり、紫外線が強くなるこれからの季節にもぴったり。
Basaraでは「シルクは、心とカラダのバランスを整えてくれる素材」ではないかと考え、見た目の美しさに加え、肌触りの良さ、機能性をも兼ね備え、「もう一度自分の身体にウットリする」というコンセプトを叶えてくれる素材としてこだわっているのです。
着け心地と佇まいの美しさにこだわって
Basaraのプロダクトには、シルク発祥の地といわれるフランスのリヨンにある最も歴史ある老舗シルクメーカーの生地が採用されています。発色の美しい厚地のシルクサテン生地は、まるでドレスのような美しさ。Basaraの生地は、95%がシルク、残りの5%にポリウレタン(スパンデックスというストレッチ感を出す素材)が混紡されています。これにより、シルク生地に強度がでて、肌なじみが良くなるのだそう。また、自宅で洗濯できるのもうれしいところ。ランジェリーなので手洗いがおすすめだそうですが、ネットに入れて洗濯機で洗うこともできます。これなら特別な日だけでなく、デイリーにも気軽に楽しめますね。
縫製も日本の熟練した職人さんにより丁寧な手仕事で仕上げられ、裏も表と同じ縫製の仕方で縫い目を出さないシームレスな仕立てに。ちなみに縫製を担当しているのは、かつてバブル期にクロエの下着を縫っていた縫製チーム。時代が変わり、現在のランジェリー市場では、モノがいいシルク生地を扱うブランドが極端に減ってしまい、需要がなくなることで供給もなくなってしまったのだとか。Basaraの縫製工場は、このシルクを生産ラインに乗せる技術がある唯一の工場。大量生産はできませんが、ひとつひとつ丁寧に作り上げることができます。
デザインを手がけるのは、ニューヨーク在住のKIMIKO NAKAYAMAさん。表も裏も同じ縫製でシルクを使うため、ブラ&ショーツが上下で同じ色でなくても成立するとのこと。また、ブラの裏地に合わせた服のコーディネートなど、ファッションの一員として楽しめるようにデザインされているのもユニークです。ランジェリーだけでなく、ロングのワンピやガウン、ピローケースなどリラックスタイムにピッタリのアイテムなども展開されています。
毎日のマスク着用で肌トラブルに悩む声も聞かれますが、なんと心地よさそうなマスクもありました。肌あたりを極力少なくデザインされていて、縫い目も当たらず、頬の保湿や紫外線カットなどの効果も期待できます。お洋服とコーディネートしたくなるマスクです。
おうち時間が増えたことで、自分自身の身体と向き合う時間も増えた気がします。いつもと違う毎日だからこそ、身体により心地いいものを選びたいーーそんな願いを叶えてくれるブランドと、出会うことができました。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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