花の力で元気を取り戻す。イギリス生まれの自然療法「フラワーレメディ」とは
寒い冬が終わり、景色も色づき始め、春の花々たちに心をパッと明るくさせられる...そんな経験は誰にもあるのではないでしょうか。イギリスでは、その花の力を借りて心身を癒す「フラワーレメディ」がどの家庭にも常備品として置いてあります。あのダイアナ妃やキャサリン妃も結婚式の際に用いたそうです。そんな「フラワーレメディ」についてご紹介します。
フラワーレメディとは
フラワーレメディ(またはフラワーエッセンス)とは、植物の持つエネルギーを水やブランデーに取り入れたもの。1936年イギリスの著名な医師であり細菌学者/病理学者であったエドワード・バッチ博士が発見した療法です。心身を癒し誰もが使えて安全でシンプルなものはないかと求め、ネガティブな感情に作用する固有の植物を用いる療法として完成させたのがバッチフラワーレメディーです。
主に飲用され、エッセンスとして身体に取り込むことによりネガティブな感情をポジティブな状態に導いてくれるというもの。
日本ではまだ馴染みが薄いものの英国はじめ、世界各国で愛用されています。
どのような役割があるの?
バッチ博士は、長年の臨床経験から病気の発症にはその人の持つパーソナリティが深く関係していることに気がつきました。病気の原因は肉体と異なるところにあると考え、例えば不安や恐怖などの感情は精神を抑圧し、肉体の不調をもたらすというように。そこから人間の持つ感情や性格パターンを38種類に分類し、それぞれの感情を癒す38種類の植物を発見しました。日々の起こるネガティブな感情が長期的に続くと体力を奪い、病気に対する抵抗力を弱めると考えられています。フラワーレメディは肉体的なアプローチではなく、ストレスなどの感情によるアンバランスな状態を整え、心の重荷を解放すること。そんな心の症状を取り除き回復に力を貸してくれる役割があるのです。
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