すぐイライラしてしまう人へ。怒りの感情に支配されない自分をつくる習慣

 すぐイライラしてしまう人へ。怒りの感情に支配されない自分をつくる習慣
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君嶋瑠里
君嶋瑠里
2019-10-24
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怒りを鎮めるのに効果的な瞑想の習慣

怒りを感じやすい人というのは、実は自己肯定感が弱く、ネガティブ思考に陥りやすい人でもあります。今の自分にも満足できていません。怒らない自分をつくるには、自己肯定感を高めていく練習が必要です。そのために、ほんの少しの時間でもいいので生活の中に瞑想を取り入れてみましょう。単にネガティブな心を打ち消そうとしても効果はありません。瞑想は、気づきの練習です。今ここにいる自分自身の体や心に意識を向けて、今ある自分の状態に気づいていくことで、客観的に物事を考えられるようになり、ネガティブに陥ってしまっている思考を浮き沈みのない平坦な状態に戻します。

1.あぐらでも正座でもいいので、背骨を真っ直ぐにして座ります。

2.目を閉じて、静かに自分の呼吸に意識を向けていきます。

3.頭の中に他の思考が浮かんできたら「今、私は息を吸っている」または「今、吐いている」と、現在行なっている呼吸を心の中で言葉にし、客観的に自分の呼吸をとらえていきます。

最初のうちは、なかなか集中するのが難しいと思います。1分間が難しければ、30秒だけでも構いません。こうして客観的な気づきを繰り返し練習していくことで、真っ先に脳がネガティブな思考に陥るのを防ぎ、これまで怒りを感じていた対象の前でも平常心を保てる強い心が養われていきます。

瞑想の習慣で、怒らない自分を

いかがでしたでしょうか?あなたを怒りの感情から救うのにとても効果がある瞑想。今日からちょっとずつでもあなたの生活に取り入れてみては?

ライター/君嶋瑠里
2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、指導者養成講座を修了しヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年日本ヨーガ瞑想協会講師登録。2019年全米ヨガアライアンスRYT200取得。ヨガスタジオ、ホットヨガスタジオ、スポーツクラブ、公共施設にて指導。

参考文献:怒りにとらわれないマインドフルネス(藤井英雄著 大和書房)、「イライラ」がスーッと消える方法(鳥沢廣栄 彩図社)、ブッダ「愛」の瞑想(ティク・ナット・ハン  角川学芸出版)、脳が知っている怒らないコツ(加藤俊徳  ゴマブックス)他。

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