子供の偏食に悩むママへ心が軽くなるアドバイス

 子供の偏食に悩むママへ心が軽くなるアドバイス
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健康的な体をつくるには、正しい食生活がかかせないものである。特に好き嫌いの多い子供に、健康的な食事をしてもらうにはどうしたらいいのか頭を悩ませている人さんも少なくないのではないだろうか。そんな食育に悩める方に、「yoga Journal」シニアエディターのチャリティ・フェレイラがヨガ的視点と自身の体験を交えた「食育のお話」を語る。

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他人には「そんなことありえない」と言うであろうことを、自分でしたことがある。200ドルの高級ブランドの鍋を使ってブルーの小麦粘土をつくったし、インスタントのマカロニ・チーズを親しい間柄でない知人にそのまま出したりもした。幼年期に入った自分の子どもは、食事のたびに私が食べ物に毒を盛っているのではないかと、かすかな疑いの目を向けてくるというのに、同じ年齢の子どもは、とげで覆われたウニからアスパラガスのピクルスまで何でもよく食べる、という話を聞くのはこれ以上耐えられないと、人とのつきあいをやめたこともある。

子供の偏食に悩むママへ心が軽くなるアドバイス
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「食事を争いの時間にしないこと。そして、子どもの好き嫌いを自分の問題にしないように」とあらゆる本に書いてあるが、これは筋違いなアドバイスだと思う。私は、料理に情熱を持つ料理人(プロとしてのトレーニングも受けている)であり、この子のひとつひとつの細胞はすべて私の体の中で育てたのだ。これが、自分の問題でないはずがあるだろうか。 私の子どもは、初めのうちは食欲旺盛で喜んで食べたから、自分が好きな料理を新たに与えるのがとても楽しかった。オレンジのビネグレットソースであえたローストした黄金色のビーツ、ガーリック風味のホワイトビーンズと緑の野菜、野菜がたくさん入ったスープ、シチュー、カレー、ダール(豆のスープ)――赤ちゃんに味のないものがよいとは思わなかったので、食事に何をつくっていたとしても、それを少しつぶして食べさせた。最初に話した言葉がすべて食べ物だったのも当然だろう(「ひよこ豆」は最高に可愛かった言葉のひとつだ)。

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Text by CHARITY FERREIRA
Translated by Yuko Altwasser
yoga Journal日本版25号



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