肌の底力を弱らせる原因に?「合成界面活性剤」からフリーになろう
洗顔料からボディソープ、シャンプー・リンス、そしてスキンケアやメイク用品などは毎日使うものですが、そこにはたくさんの合成界面活性剤が含まれています。界面活性剤は洗浄力を増したり、製品を乳液状にするために欠かせないものですが、肌や体、環境への負担が大きいものも多々あります。あなたの肌トラブルを引き起こしているのは、愛用している化粧品の界面活性剤が原因かもしれません。
「合成界面活性剤」が含まれているか、気にしたことはありますか?
多くの日用品や化粧品に含まれている合成界面活性剤。最近はその悪影響に注目する人も増えてきて、「合成界面活性剤フリー」の製品も多く見かけるようになりました。界面活性剤とは、本来は混じり合うことのない水と油を融合させる「溶剤」の働きを持っていて、乳化剤、可溶化、洗浄などの役目を持ちます。化粧品でいえば乳液やクリームを作るために配合されたり、クレンジングや洗顔料では、メイクや皮脂などの油汚れを界面活性剤が包んで浮き上がらせて落とす役割を果たします。
界面活性剤のすべてが悪いものとは言い切れませんが、高い洗浄力を発揮すると同時に、じつは肌のバリア組織を壊したり、肌表面を弱らせることで刺激を受けやすくもしてしまうことも。それによってトラブルが増え、慢性的な敏感肌やアレルギー、またシミ・シワを増える、ニキビ肌、毛穴が目立つ、老化やごわつきなど……トラブルが増えるからさらなるスキンケア商品を重ねていく、という負のスパイラルを繰り返すことになるケースも多いよう。
気が付かず肌トラブルの原因になることも…
人間は古代から体を洗う目的として、天然油脂を原料とする「石けん」を愛用してきました。それが、1950年代半ばから石油と化学物質を合成して、水に溶けない油を水に溶け出すようにする「合成界面活性剤」が当たり前に使用される時代にシフトしました。界面活性剤には大豆など天然由来のものもありますが高価なため、安価で洗浄力もパワフルな石油由来のもの、つまり「合成界面活性剤」が急速に普及したのです。しかしこの「化学物質」の一種は、人の健康や環境へ悪影響を及ぼす恐れのあるものも多く、それらを含むクレンジングや洗顔料を使用すると、肌の表面を覆う皮脂膜まで洗い流されてしまうため、肌はひどい乾燥を招き、洗顔後はすぐ保湿せずにはいられません。
洗顔料やボディソープ、シャンプーだけでなく、界面活性剤は乳液や保湿クリーム、クリームファンデーションなどの化粧品にも「乳化剤」として含まれます。となると、たとえば朝起きて洗顔をした後に乳液や日焼け止め、下地クリーム、さらにメイクでもたっぷり界面活性剤が含まれたクリームファンデなどを肌にのせて日中を過ごし、夜にはまたクレンジング&洗顔をしてお風呂上がりにたっぷり乳液……と1日中、もしくは1年中、お肌を合成界面活性剤にさらして過ごしていることにもなりかねません。
クレンジングや洗顔料、ボディソープ、化粧水や乳液、保湿クリームといった保湿のためのスキンケア化粧品にも、界面活性剤は役割上欠かせない物質。ですが、アイテムを選ぶとき、これからはできれば「合成界面活性剤」配合の有無にも意識を向けてみては? 長年悩んでいた肌トラブルを解消しようと、高価なスキンケアにあれこれ手をだすよりも、刺激の強い「合成界面活性剤」を手放すだけで、もっとシンプルに美肌を手にいれることができるかもしれません。
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