人気ティーチャーが指南!クラスで見かけるNGポーズ改善法とヨガ初心者の疑問Q&A
ヨガ初心者の5つのギモンに回答!
Q1.服装、髪型、メイクで気を付けることは?
A ポーズに集中できるよう動きやすく、汗をかいても快適なウエアを選びましょう。温度調整が難しいスタジオもあるので、着脱可能な羽織るものがあると○。ジッパーや装飾があるとうつ伏せのとき体にあたるため、何もついていないシンプルなウエアを選び、ポーズの邪魔になる時計や大ぶりのイヤリングも外しておきましょう。髪型は結べる長さならゴムで束ね、結び目は仰向けになったとき邪魔にならない高い位置へ。ゴムで結べない長さの人は、ヘアバンドやクリップで髪を留めると顔にかかりません。汗をかきやすい人は、ナチュラルメイクがおすすめです。(二本木唯先生)
Q2. 覚えておきたいクラス中のマナーはありますか?
A スタジオにいる全員と空間、時間を心地よくシェアし、他の人が不快に思うことは避けましょう。たとえば、レッスン中の私語、においが充満するので香水もNG、スマホの電源はオフに。シャヴァーサナ中は、バイブ音さえ耳障りに感じるためマナーモードはNGです。また、わからないことがあればレッスン後に質問し、レッスン中は流れを止めてはいけません。クラスが終わったらマットやブロックをきちんと元の場所へ戻し、道具にも感謝の気持ちを持って丁寧に扱いましょう。(二本木唯先生)
Q3.シャヴァーサナをする目的がわかりません。寝てしまってもいいですか?
A レッスンの最後に行うシャヴァーサナは、アクティブになった心身をクールダウン&リセットするポーズ。レッスンの総仕上げなので、できれば途中で退出せず最後まで味わってください。意識がリラックスした状態を保つのがベストですが、寝てしまってもOK。眠くなるのは体が疲れているサインなので、十分な休息を心掛けましょう。(二本木唯先生)
Q4. クラスの前後に食事をするのはOK?食べていいもの、食べるタイミングが知りたいです。
A クラス前
これから行うヨガの運動量によって食べ物の種類は変わりますが、消化がよく胃腸に負担をかけないことがマスト。運動量が多いヨガをするなら、糖質でエネルギーをチャージしておくとパフォーマンスがUP。果物、果汁100%ジュース、スムージー、スプーン一杯の蜂蜜などを、レッスンの30分前に摂るのがおすすめ。空腹をがまんできないときは、おかゆやおにぎりを1時間前までに食べましょう。糖質は、唾液に含まれる消化酵素によって分解・吸収されるため、液体であっても口の中で噛むようにしてから飲み込むと吸収率が高まります。リラックス系のヨガをする場合、固形物は取らず気分が落ち着くハーブティーがおすすめです。(岡清華先生)
A クラス後
レッスン後30分の休憩をはさみ、「体が必要としているもの」をゆっくり食べましょう。たくさん筋肉を使った日は、タンパク質を多く含む肉や魚、汗をかいたらミネラル豊富な野菜やフルーツを中心に、一種類ではなくバランスよく食べるのが健康な体を作るコツ。添加物の多い加工品、アルコール、カフェイン、揚げ物、お砂糖たっぷりのスイーツはNG。副交感神経が高まるヨガ後は、内臓が活性化し消化力、吸収力が高まるので新鮮な素材から良質な栄養素を摂ることをおすすめします。(岡清華先生)
Q5.ヨガを続けていれば痩せられますか? 続けるうえで注意することも知りたいです。
A ヨガをすると体に意識が向き、自然とベストな体型やコンディションに関心が向くものです。食生活を含むライフスタイル全般を見直し、結果として、適正な体重になりバランスのいい体が手に入ります。ヨガは一番輝く状態に導いてくれるツール。ガリガリに痩せることが本当の美しさなのか考え、この機会に自分にとってのベストを探してみてください。
ヨガを続けるうえで覚えておいてほしいのは、ポーズの形に捉われすぎないこと。形にこだわり、痛みや違和感を無視してポーズを続けるのはケガのもと。体のサインを見逃さず、痛みがあれば立ち止まり、信頼できる先生に正しい体の使い方を学びながら続けてください。上達期にいる人は次のステップに急ぎたくなりますが、そんなときこそ体としっかり向き合って。(岡清華先生)
Q.番外 アーユルヴェーダのスペシャリストとして活躍される岡さんに、冬から春への変わり目に気を付けたい「食べ方」を教えてもらいました。
春はデトックスの季節、食べ方を変えてキレイを作りましょう
A 冬は体にエネルギーを蓄えるために消化力が高まり、春はエネルギーと共にため込んだ不要なものを排出する時期です。意識して食べたいデトックス食材のキーワードは、苦味、辛味、たっぷりの食物繊維。たとえば、ほろ苦い春菊や菜の花などの葉野菜、新鮮なフルーツ、ショウガはおすすめ。ブラックペッパーをはじめ辛味のあるスパイスは体を温め、巡りがよくなるとデトックスにつながります。冬に比べて消化力は弱まるので脂質や糖質は控え、食べすぎに注意。一年を通して変化する体のサイクルに合った「食べ方」が、美と健康のカギになります!(岡清華先生)
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く