人気ティーチャーが指南!クラスで見かけるNGポーズ改善法とヨガ初心者の疑問Q&A
代表ポーズ3:「ダウンドッグ」はかかとに意識を優先しすぎると背中が丸まりNG
「体幹の強化や肩こり解消におすすめのポーズですが、腿裏が硬いのにかかとを無理やりマットにつこうとして、背中が丸まり、首や肩には力が入ってしまうと逆効果。ヨガビギナーの中には、お腹がゆるみ体幹をまったく使えていないケースもあるので注意して。レッスンで頻繁に登場するポーズなので、NGポイントを改善し気持ちよく全身の伸びを感じられるようになりましょう」(二本木唯先生)
NGポイント:かかとをマットにつけることを優先してしまうと、背中が丸まり肩まわりの力みが取れない。手足の重心もアンバランスになり、ポーズをキープするのが苦痛に。
指を開いて親指に体重をかける意識を
親指以外の4本の指が十分に開いていない状態はNG。小指側に重心が逃げて、親指が浮いてしまうと肩が縮こまって苦しい体勢に。5本の指を開き、親指側に体重をかけてマットを押すと、首と肩の間にスペースが生まれて背骨をまっすぐ伸ばせます。4本の指が閉じてしまう人は、スマホを持つ手の形が癖付いてしまっているのかも。スマホを長時間利用する人は要注意です。
ポイント:背骨を伸ばすには、5本の指を開いてマットをしっかり捉えること。親指重心でマットを強く押すと、自然と背中の丸まりが解消できる。
視線は脚の間に向けて首の詰まり解消
首のつまりをなくすには視線の向きを意識しましょう。視線が手の間やマットの先に向くと、首の後ろが詰まってガチガチに。力みを手放しながら首の後ろをまっすぐ保つには、脚の間に視線を向けるのがベスト。顎を引くと喉が詰まって呼吸が苦しくなるので、おへそを見るのもNGです。
ポイント:首の力をほどき、なおかつ首の後ろを伸ばすには、視線を脚の間に向けて。首が疲れる、呼吸がしづらいと感じたら視線を見直してみると変化を感じられる。
初心者はこれでOK
背骨の伸びを優先するので、膝を曲げて、かかとは床につかなくても問題なし。両手で床をしっかり押して背骨の伸びを深め、お腹は引き締めて脚の付け根と腿裏は後方へ。膝を曲げても力みが取れないときは、手と足の幅を広げてみましょう。完成形の手の位置は肩幅ですが、簡易ポーズではマット幅まで開いてOK。同じく足もマット幅まで開き、体の横幅が広がると体が安定して力みがなくなります。
ポイント:ヨガビギナーにとって、頭を下に向けたまま体の状態を観察するのは至難の業。快適な状態を見極める目安になるのが呼吸です。呼吸が苦しいと感じたら、膝を曲げたり、手足の幅を調整してベストな状態を探って。
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