老けない人は何のお酒を飲んでいる?老化を防ぐお酒との付き合い方|管理栄養士が解説

 老けない人は何のお酒を飲んでいる?老化を防ぐお酒との付き合い方|管理栄養士が解説
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飲酒=老化のイメージを持つ人も多いかもしれませんが、実は違うということを知っていましたか?飲み方次第では、女性に嬉しいアンチエイジングも期待できてしまうのです。そこで、今回は老けないためのお酒との付き合い方をご紹介します。

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お酒の嬉しい3つのメリット

意外かもしれませんが、「酒は百薬の長」と呼ばれるように、飲み方に気をつけると嬉しいメリットがお酒にはあります。

ワイン
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抗酸化作用

酸化は老化にとって、大敵です。私たちの体の中に取り込まれた酸素の一部は活性酸素に変化します。活性酸素は、免疫機能の働きなど私たちの体にとって必要なものではありますが、過剰になってしまうと細胞を傷つけてしまうリスクが高まるのです。お酒には、この活性酸素を増やしすぎない抗酸化作用の働きが期待できます。

血行促進

少量のアルコールは、血管を拡張させることで血液の流れをよくすると言われています。血液が体の隅々までしっかりと流れることにより、冷えの改善や疲労回復、美肌つくりなども期待できます。

リラックス効果

適量のアルコールは、ストレスを緩和させ、リラックスできるとも言われています。ストレスは、ホルモンバランスを崩したり、免疫力の低下させたり、体の不調の引き金にもなるため、適度なストレス解消は必要です。

アルコールの目安飲酒量とは

健康日本21によると、「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコールで約20g程度であると言われています。ただし、一般的に女性は男性に比べるとアルコールの分解能力が低いため、1/2〜2/3程度に抑えるのがおすすめです。

純アルコールで約20gを酒量に換算すると、ビールは500ml缶1本、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯、焼酎(25度)グラス1/2杯、ワイングラス2杯弱、チューハイ(7度)350ml缶1本です。

おすすめなお酒3選

赤ワイン

抗酸化作用の高いアントシアニンやタンニン、レスベラトロールなどのポリフェノールを豊富に含んでいます。他にも、現代人が不足しがちなビタミンやミネラルを豊富に含んでいるため、老化に大敵な活性酸素が増えすぎるのを抑えてくれるのを期待できます。

赤ワイン
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白ワイン

製造過程で皮や種を取り除かれるため、赤ワインに比べると少なくはありますが、白ワインもポリフェノールが豊富に含まれています。また、ポリフェノールの胃や腸での吸収力が高いため、赤ワインに比べると含有量は少ないもののポリフェノールによる老化防止は十分に期待できるのです。

白ワイン
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日本酒

日本酒には体の材料でもあるアミノ酸や肌の老化の象徴でもあるシミやほくろの原因にもなるメラニン色素を抑制してくれるコウジ酸、老化の原因のひとつとも言われる活性酸素が過剰に増えるのを抑制するフェルラ酸、血行をよくしてくれるアデノシンなどの栄養素が含まれています。

日本酒
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適度なお酒との付き合いでいつまでも若々しくいよう

お酒はどのくらい飲むかによって、体にとって嬉しい作用があったり、負担がかかったり左右されます。お酒が好きな人にとって、お酒を制限することはストレスになり、それが老化の原因になる場合もあります。お酒に限らずですが、決して極端に制限することはないため、適度にお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか?

ライター/管理栄養士 亀崎智子
管理栄養士×セラピスト(野菜ソムリエ・中級食品診断士 )。食に関する講演や記事執筆・監修、体の本来の機能を取り戻すお手伝いをする整体のセラピストとして、家族丸ごと体の内と外にゆとりをつくるサポートを行っている。また、満月の日に、乾物と塩で作るふりかけと即席スープの素の製造販売も行っています。インスタグラム:kamegohan0528

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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