【生産者に聞いた!】目からウロコ!美味しい「レタス」の見分け方、切り方、調理法、保存法
毎日食べることの多い野菜や果物は、なるべくラクにおいしく、調理や保存ができたら嬉しいもの。産地直販サイト「食べチョク」が上梓した『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』(ダイヤモンド社)には、250軒以上の生産者さんに聞いた、手間をかけずにおいしく食べるコツや、長持ちする保存方法、鮮度の見分け方など野菜や果物を楽しむための情報がもりだくさん。本書より「レタス」について抜粋してご紹介します。
レタス:店頭での種類の多さは ピカイチ。加熱してもおいしい!
レタスの種類は大きく分けて3つ。くるんと丸い「結球レタス」、丸くならずに葉が開いた「非結球レタス」、そしてその中間の「半結球レタス」に分けられ ます。最近、茎を食べる茎レタスも話題を 集めていますが、これは非結球レタスの一 種で、ステムレタスとも呼ばれます。生で食べるイメージが強いですが、結球レタス や半結球レタスは耐熱性があり、加熱して もシャキシャキの食感が残るので美味。食 卓の主役にもなります。ちなみに日本に伝わったのはかなり古く、和名は「チシャ」。 当時はサンチュのような形だったようです。
◾️切り方は...
レタスは包丁で切らずに手でちぎって水にはなし、シャキッとさせるとおいしさがアップします。
レタスの種類
おなじみのレタスだけでなく、珍しい品種も紹介します。
・玉レタス
パリッとした歯ごたえが特徴の結球レタスで、別名「クリスプヘッドレタス 」。
・サラダ菜
結球レタスの一種で、緑色 が濃く、葉に厚みがあり、 食感がやわらかいのが特徴です。
・ロメインレタス
半結球レタスの一種で、エーゲ海のコス島原産。シーザーサラダの主役です。
・茎レタス
葉ではなく、主に茎を食べるレタス。縦にこまかく裂 き、乾燥させた食材が「山くらげ」です。
・フリルレタス
スカートのフリルからの連想でこの名がついた非結球レタスの一種。苦みがマイルド。
・サニーレタス
非結球レタスの一種で、赤紫色でやわらかい葉が特徴。料理の彩りに大活躍 !
・サンチュ
焼き肉でおなじみのレタスで、非結球レタスの仲間。肉厚で大きめの楕円形の葉が印象的です。
◾️生産者だからこそ知っている おいしい食べ方
特にレタスの外の葉は加熱してもgood!レタスは炒め物やチャーハン、ササッと煮物やスープにも ! 甘辛く調味したひき肉や野菜を包んで食べてもおいしいですよ 。
◾️旬
本来の旬は6〜9月ですが、産地リレーや栽培方法の工夫により、現在は通年手に入ります。夏は長野県や北海道といった冷涼地、冬は茨城県や長崎県、香川県での栽培がさかんです。
◾️見分け方
外葉はやや濃い緑で、重すぎず軽すぎず、適度に巻いているものが美味。
茎の切り口がきれいで、茶色っぽく変色していないかもチェックしましょう。
◾️栄養
水分が多く、栄養価は高くありませんが、食物繊維、β カロテン、ビタミン 、カルシウム、カリウムなどがバランスよく含まれており、低糖質、低カロリーでダイエット中でも安心。また、サニーレタスは一般的な結球レタスよりもβカロテンや鉄分が豊富です。
◾️保存方法
ポリ袋に入れるか新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室で保存。できれば芯の部分をくりぬいて湿らせたキッチンペーパーを入れておき、外側からはがして使うと長持ちします。
◾️これで長持ちします !
レタスの成長点があるのが芯。ここに楊枝をブスッと刺しておくと成長が止まり、シャキシャキ感が長持ちします。3 ~ 4 本刺しても。
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