【精神科医が考える】「相手にしてはいけない厄介な人」の特徴と対処法とは?

 【精神科医が考える】「相手にしてはいけない厄介な人」の特徴と対処法とは?
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精神科で外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーに対してHSP気質に関する発信、書籍刊行など幅広い分野で活動する精神科医しょうさんが、HSPやメンタルヘルスに関する身近なギモンを解説。生きづらいをラクにするためのヒントを連載形式で紹介します。

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こんにちは。精神科医しょうです。いきなりですが、みなさんの周りにはこのような人たちはいませんか?

・いつも批判的な人
→自分の視点や意見を優先し他人の視点や感情を考慮しない。他人の行動や考えを常に批判し、建設的なフィードバックを提供しない人

・過度に干渉してくる人
→相手のプライベートな部分やセンシティブな事にまで、無理やり入り込もうとしてくる人

・操りたがる人
→他人をコントロールしようとし、自由な意志を尊重しない。自己中心的でできるだけ相手を自分の思い通りに動かしたいと感じている人

そのため、もしあなたの身近にもこのような人たちがいたら、しっかりと対処して自分を守って欲しいんですね。では、このような人たちにはどう対処していけばよいのでしょうか?

関わりを最小限にして距離をとる

基本的に、相手にしていけない人とは、関わりを最小限にして距離を作るということが大切になってきます。そうすることで、相手との関わりを少なくすることで、相手からのネガティブな影響を最小限にすることができるからなんですね。今回は、物理的に距離をとる方法と心理的に距離をとる方法についてご紹介します。

物理的に距離をとる

物理的に距離をとるには次の2つのポイントを意識してみましょう。

1つ目は会う回数を減らすということです。可能であれば、物理的に接触する機会を減らすようにしましょう。例えば、会議やイベントに参加する際に、相手とは別のグループに入る。このようにして必要以上に関わらないようにしてみましょう。また職場の席を移動して職場で隣り合わせにならないよう、席替えをお願いしてみる。というのも、会う回数を減らせるよい方法だと言えますね。

2つ目は1対1の対話を避けるということです。例えば、どうしても会話しないといけない時があるとしましょう。その場合は、職場でなら上司や人事部に同席をお願いしてみる。学校なら、先生を交えて会話するなど、自分が信頼できる第三者を交えて話すようにしてみましょう。そうすることで、1体1の対話を避ける事ができ関わりたくない相手と物理的に距離をとることができます。

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心理的に距離をとる

心理的に距離をとるには以下の2つのポイントを意識してみましょう。

1つ目は冷静さを保つということです。例えば、どうしても相手と関わらないといけない場合は、深呼吸して一歩引きましょう。そうすることで心を落ち着け、冷静になる時間を取ることができます。

2つ目は客観的な視点をもつということです。客観的な視点を持つことで、感情的になりすぎることを防ぎます。そうすることで、相手にしてはいけない人が引き起こす「ストレスや感情の波」に飲まれることなく、冷静な判断を下すことができます。また客観的な視点を持つことで、関わってはいけない人の行動や言動を客観的に分析し、自己保護のための適切な行動を取ることができます。このように冷静さを保ち、客観的な視点を持つことで、心理的に距離をとる事も意識してみましょう。そうすることで、相手の感情や言動から距離をとる事ができ、自分を守る事ができるでしょう。

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まとめ

今回は「相手にしてはいけない人」の特徴とその対処法についての解説でした。今日のお話が少しでもあなたの役に立てば嬉しいです。

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精神科医しょう

精神科医しょう

普段は精神科医として働きながら、InstagramやvoicyにてHSP気質に関する発信も行なってます。総フォロワー7万人以上の方々に対し、「他人軸ではなく自分軸で気楽に生きられる」をテーマに発信中。 自分軸になりたい方は是非、私の発信をのぞいてみてください♪ 書籍(https://www.amazon.co.jp/dp/4046060034)



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