【お正月の食べ過ぎをリセット】ストレス・暴飲暴食による胃腸疲労を緩和する「バッタのポーズ」

 【お正月の食べ過ぎをリセット】ストレス・暴飲暴食による胃腸疲労を緩和する「バッタのポーズ」
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年末年始は、いつも以上に食べて飲んで胃腸を酷使しがちです。疲れ気味の内臓を活性化して、重たくなった体をリセットする簡単ワークを、ヨガ講師の吉本憲太郎先生がレクチャーします。余分なものをデトックスして軽やかに新年をスタートしましょう。

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暴飲暴食とストレスが重なる年末年始は、胃腸疲れに注意

「暴飲暴食に走りやすい年末年始は、胃腸の具合が乱れやすくなります。加えて忘年会や新年会などイレギュラーな出来事が続くと無意識のうちに緊張し、そのストレスで胃腸を悪くすることがあります。そんなときは、就寝時間を正しく作り直すなど日頃のルーティンに立ち返るように心掛けてみましょう。

また、親戚との集まりなど久しぶりに会う相手に気疲れしたら、自分のことを普段から理解してくれる人と話す時間を作るのもおすすめです。それでも落ち着かないときは、ノートに起こった出来事と、その出来事に付随する感情を包み隠さず書き出してみて。書く作業は感情を客観視するのに有効で、抱えているモヤモヤが不要な思い込みだと気づくと手放しやすくなります」(吉本憲太郎先生)

ジャーナリング
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内臓に適度な圧とストレッチを加えて血行促進

「今回紹介するのは、胃腸に刺激を加えながら、体の前側をストレッチして内臓の血行を促す『バッタのポーズ』です。背骨に付着する多裂筋、肋骨下の横隔膜、そして骨盤を支える骨盤底筋群とお腹を包み込むように位置する腹横筋をオンにして行うと、4つの筋肉が腸を刺激して蠕動運動を活性化。そのためには肋骨の下、ウエスト、腰の前側の骨をおへそ側に寄せておくのがポイントです。満腹感のある食後は避けて、朝一番に行い胃腸をしっかり整えて一日をスタートしましょう」(吉本憲太郎先生)

バッタのポーズ

目的と効果:胃腸を圧迫&ストレッチすることで、血行を回復させてデトックスを促す。 

〈やり方〉

1.うつ伏せになり脚を揃える。両手を重ねてその上におでこをのせる。肋骨の下、ウエスト、腰の前側の骨をおへそ側に寄せておく。

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2. お腹を中心に引き寄せたまま、吸う息で腿のつけ根から両脚を持ち上げ、左右のお尻は締めて中央に寄せる。

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3.床から胸を持ち上げて3呼吸キープ。お腹の力が抜けると呼吸するたびに体がグラつくので、お腹を中心に引き寄せた状態を維持。吐く息で1に戻る。3回繰り返す。

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〈プロフィール〉吉本憲太郎さん 

プロフィール
ヨガ指導者、「..with THE CLEAR YOGA」主宰。会社員を経て、自分が苦しんだ経験を含めヨガの魅力を伝えるべく、ヨガ指導者の道へ。熊本にオープンした自身のヨガスタジオでは、ビギナークラスからOMYOGA認定校として指導者養成講座(全米ヨガアライアンスRYT200)も開催。月に一度の屋外クラスでは、ドネーションを募り熊本の自然環境保護団体に寄付している。https://with-the-clear-yoga.jp/、Instagram:@kentarouyoshimoto

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取材・文/北林あい
撮影/長谷川梓

AUTHOR

ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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