【3人に1人が悩んでいる!】女性に多い「尿もれ」の原因は何?なりやすいタイプ解説と解決策
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![服部恵実](https://images.yogajournal.jp/writer/WkDgIDqGcG63oWMEBxIoSsRluCW8UZf2pEKPSsTS.jpeg)
やっかいな「尿もれ」のお悩み。大きな声では言えないけれど実は悩んでいる、という人も多いのではないでしょうか。妊娠中や産後に初めてなったという人もいると思います。放置しているだけではなかなか解決に至らず、将来的にもずっと続いてしまう可能性があるためケアすることが必要。尿もれに悩む女性を減らすための原因と解説法をお教えします。
尿もれを引き起こす原因は「骨盤底筋群」の弱まり
骨盤底筋は、膀胱を支え尿道を適度に締めるためにとても重要な筋肉です。尿もれ悩む人は、その骨盤底筋群を使えていない場合がほとんどです。
![骨盤底筋群](https://images.yogajournal.jp/article/150648/XmwCeJTFtEWkc6qvoBCWJlMCSDVU8CnfVhVN2iuE.jpeg)
骨盤底筋群が弱くなる3つのパターン
それではなぜ骨盤底筋群がうまく機能していないのでしょうか。そこには大きく3つのパターンがあります。
妊娠による骨盤底筋の伸張や損傷
妊婦の半数以上が尿もれを経験すると言われています。妊娠中は子宮が大きくなり重みが増すため、骨盤底筋が伸張されたり損傷しやすいからです。
![妊娠 尿もれ](https://images.yogajournal.jp/article/150650/TTezveGp2dqN5C3fdwypyFIbMGKJ8lPAJXgCLmkB.jpeg)
分娩による骨盤底筋の緩みや会陰切開・裂傷
分娩をする際、骨盤底筋は緩み、伸ばされながら赤ちゃんが生まれてきます。また場合によっては、赤ちゃんの通りをよくするために会陰切開したり、分娩中に裂けてしまうことがあります。そのため、分娩直後は骨盤底筋がうまく機能しなくなることが多いと言われています。
![出産 尿もれ](https://images.yogajournal.jp/article/150651/3BNzGdNE93qszqNEs5Lt8WC8aEYEIpRy0WXYfw2F.jpeg)
加齢
加齢により筋力は低下しますが、骨盤底筋も同様。特に、女性は男性よりも尿道が短いので加齢に伴い尿もれを起こす可能性が高くなります。過去に出産経験がある人は、緩んだままになっていることが多いので、さらに多くの女性の方が尿もれに悩むことになります。
また、加齢が進むと排尿をコントロールしている神経自体も衰えていきます。排尿や排泄のコントロールができず尿もれにつながる場合があります。
![加齢 尿もれ](https://images.yogajournal.jp/article/150649/TBtBbbeF4PT5pXjfQ9rhikMUZadFXmjF7R2Voszu.jpeg)
骨盤底筋を引き締める「尿もれ改善エクササイズ」
頭に重心が寄って、骨盤底筋の収縮を意識しやすい姿勢を取るのがポイント。腰が反らないように、お腹に過剰に力が入らないように注意しましょう。
⒈膝を立てて仰向けになり、骨盤を自分の方に傾けます。
![骨盤底筋エクササイズ](https://images.yogajournal.jp/article/152986/a1jL3FiehGKh5JbLqVTpziR8KIyg96RTkh4WSnlB.png)
2.お尻の方から順に背骨を浮かせていきます。その時背骨を1つずつ床から離すように意識すると簡単。
![骨盤底筋エクササイズ](https://images.yogajournal.jp/article/152987/F3ptskxF7WJvcb7oMOvgCg5BDYDKWeqpncpBNhYJ.png)
3.肋骨と骨盤が一直線になるところまで上げて、姿勢をキープします。キープしている間の呼吸は、息を吐きながら膣を引き上げ、吸いながら広げるイメージで行いましょう。
![骨盤底筋エクササイズ](https://images.yogajournal.jp/article/152989/0kJJh5uzIQf8kCXgiruJXWgRzcHPrd06fHixIsNB.png)
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![服部恵実](https://images.yogajournal.jp/writer/WkDgIDqGcG63oWMEBxIoSsRluCW8UZf2pEKPSsTS.jpeg)
服部恵実
大学卒業後、理学療法士として大学病院に勤務。集中治療室や救命救急病棟を始めとする33診療科でのリハビリテーションを担当。 社会復帰のために早期からリハビリテーションを行うことの必要性や予防医療の重要性を痛感し、心臓リハビリテーションクリニックにて生活習慣病の再発予防を運動、食事、環境など多方面から介入。現在は病気や怪我になる前に、健康を維持する必要性を伝えたいという思いで、ピラティスインストラクターや講師、Webライターとして活動するとともに、医療従事者・インストラクター向けオンラインサロンhinomeを運営している。
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