「先生と生徒」の恋愛、その是非:ヨガスタジオでの恋愛から考える

C.J.Burton

「先生と生徒」の恋愛、その是非:ヨガスタジオでの恋愛から考える

付き合い始めて4カ月後...彼は街角で一輪の鮮やかな色の花を持って私に会い、こう言った。「一緒に暮らしてほしいんだ」。彼は、私のためらいを感じたはずだ。「絶対にうまくいくよ」彼は、肘でそっと私をつついた。「もしうまくいかなかったら、マンションからは僕が出て行くから。君は安全だよ」 ところが、私は安全ではなかった。一緒に住み始めて1年もしないうちに、彼は距離を取り始めた。私はパニック発作を起こすようになった。「僕たちは引っ越しするべきだね」と彼が言ったとき、落胆はしたが驚きはしなかった。「僕たち」というのはもちろん、私が出て行くという意味だった。その後の数週間で、自分はこれまで彼が付き合った数人の生徒のうちのひとりだったとわかった。体中の力が抜けるのを感じた。愛を失ったこともだが、信頼を失ったことのほうが悲しかった。私がまだ自分の荷物をまとめてもいないのに、彼は別の瞑想クラスで出会った女性と付き合い始めた。その後の数年間、人間関係においても、スピリチュアルなコミュニティにおいても、心が安らぐ感覚がまったく得られなくなった。他のクラスにも参加してみたが、そのたびに、消えることのない不安に襲われた。私は行き詰まりを感じながら、自分のバルド(中陰、ひとつの生が終わり、次の生を受けるまでの間を指す仏教の言葉)の中でさまよっていた。そのうえ、さっさと「立ち直れない」自分を恥ずかしく思い、普通であれば癒しを求めて行う瞑想が、今や苦しみと結びついてしまったことに苛立ちを感じていた。

Text by Sarah Herrington
Story by Sarah Herrington
Illustrations by C.J.Burton
Ttranslation by Yuko Altwasser
yoga Journal日本版Vol.57掲載

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