憧れポーズ攻略法|「八曲りのポーズ」は体の支点を上手く使おう
股関節やお尻をほぐし、体が浮く感覚を覚えて「八曲りのポーズ」にチャレンジしよう!成功までのプロセスを佐藤ゴウ先生が徹底解説してくれました。
腕の力は不要! 体を浮かせる感覚がキー
腕力で体を持ち上げているように見えるポーズですが、体の支点をうまく使っているので、感覚がつかめれば長時間キープも楽にとれます。まずは、体を浮かせる感覚をつかむこと。そして、ポーズで使う部分を丁寧にほぐして準備していきましょう。
※このポーズは、体にケガや痛みのある人、高血圧、月経や妊娠中の人は避けましょう。また、初心者は指導者のもと適切なアドバイスを受けて行って下さい。
プレワーク1:足の付け根を回すワークで股関節の可動域を広げる
長座になり、左脚は伸ばしたまま右膝を曲げて両手で足先をつかんで股関節を360°、10回まわす。反対側も同様に。
POINT
股関節まわりを意識し、できるだけ大きく円を描くように回す。
プレワーク2:腕の力を使わずに体を浮かせる感覚をつかむ
長座で両脇にブロックを置き、両手をつく。腕の力は使わずに、お尻を後ろに引く意識で体を浮かせて5呼吸。
できる人は...
両手のブロックを外してトライ。難しければ、脚は曲げてもOK。
プレワーク3:ねじった椅子のポーズで腰まわりをしっかりほぐす
椅子のポーズになり、胸の前で合掌して体を左にねじる。膝位置を揃えたら、右肘で左膝を押してねじって5呼吸。反対側も。
POINT
息を吸って背筋を伸ばし吐きながらねじると、ツイストが深まる。
完成ポーズまでのプロセス
HOW TO
1.長座になり、かかとを持つ。左膝を肩と二の腕の間にひっかける。
2.両手を床につき、足の付け根を引き込むようにして体を浮かせる。
3.お尻をさらに持ち上げ、上体を前に倒して、両脚を絡ませる。そのまま、脚を左側に伸ばしていく。
4.目線は鼻先に。ツイストが深まるほど安定しやすい。うまく支点がつかめると、長時間キープも楽にできる。
これはNG
腕の力だけで持ち上げると、ぐらぐらし、呼吸も止まって辛い。
教えてくれたのは...佐藤ゴウ先生
IHTA理事、ヨガインストラクター。YMCにて各クラスを担当し、各地でのヨガイベントの講師としても活躍。また、男性限定「男ヨガ」クラスも好評。ヨガ哲学を伝え、心身の繊細な感覚を見つめる「感じるヨガ」を展開している。
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