【春キャベツの甘みを無駄なくいただこう】野菜をたくさん食べたいときの「食べる春キャベツスープ」
心と体の内側からヘルシーになる秘訣は、食材をそのまま丸ごといただくこと。栄養価の高い旬の食材を、そのまままるごといただくことで、自分にも環境にも優しい食事になります。今回は、3〜5月が旬の春キャベツを使った食べるスープ風なレシピをご紹介します。
普通のキャベツと春キャベツの違い
一年を通してスーパーに陳列されるキャベツ。そのため、春キャベツと通年で手に入るキャベツとの違いがわからない人も多いはず。まず、一年を通してスーパーに並ぶキャベツは寒玉キャベツと呼ばれ、夏に種をまいて冬に収穫されます。他にも、高原キャベツと呼ばれる種類のものもあり、これは春に種をまいて夏〜秋に収穫されるもの。そして春キャベツは秋に種をまいて春に収穫されます。
一般的に寒玉キャベツは楕円形で葉がぎゅっと詰まっており、見た目も白っぽいという特徴があります。
一方で、春キャベツは、
・丸いフォルム(楕円ではない)
・パキッとした黄緑色
・柔らかくみずみずしい
など。寒玉キャベツと違って、生食で食べても甘味が強く、柔らかいので丸ごと食べやすいという特徴があります。また、春キャベツがスーパーに並ぶのは今だけ。ビタミンCやビタミンKなど、ビタミン類や食物繊維豊富なキャベツを余すことなく使う、食べる春キャベツスープのレシピをご紹介します。
丸ごと芯までいただく!食べる春キャベツスープ
材料
・オリーブオイル 5g
・キャベツ 半玉(350g)
・パプリカ 1個
・プチトマト 10個
・水 650g
●クミンシード 3g
●ドライバジル 適量
●ブラックペッパー 適量
●ピンクソルト 6g
○オリーブオイル 適量
①キャベツは芯ごとざく切り、パプリカは縦に切る(ヘタのみ除き、種は残す)。
②フライパン(直径26cm)にオリーブオイルをしき、キャベツを入れて焦げ目がつくまで中火で加熱する。このとき、キャベツがバラバラにならないようにフライパンはあまり動かさない。
③焦げ目がついたらひっくり返し、両面に焦げ目をつける。
④フライパンに水を入れ、パプリカ、トマトを入れて中火で温める。この時もあまり混ぜすぎない(そのため、広めのフライパンを使うことをおすすめします)。
⑤キャベツが半透明になるまで加熱し、●の調味料を入れて火を止め、5分ほど放置。
⑥器に盛り、上から○オリーブオイルを回しかけて出来上がり。
トマトやパプリカも加熱することで旨味がアップし、野菜をあますことなく食べられるものであること、さらにスープに溶け出た栄養成分まで全部いただけるレシピです。お箸を使って食べるスープで、お野菜なのに満足感もあるように仕上げました。
調理時のポイント
■キャベツに焦げ目をつけて風味アップ
野菜スープを作るとき、先に炒めて焦げ目をつけることで風味がアップするのでおすすめ。特に、キャベツは加熱することで甘味がさらに強くなり、オリーブオイルなど植物性の油と相性がいいのでぜひ試してみてください。
■パプリカは種も食べられる
ピーマンやパプリカの種部分は、よく除いて調理されるもの。ですが、実はあの種部分も食べられるので、今回のスープでは除かずに丸ごと入れました。食感のスパイスにもなるので、スープや炒め物を作るときはぜひ一緒に入れてみてください。
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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