【皮を捨てないで!】皮に一番栄養がある意外な果物「りんご」皮ごと食べるときの選び方も解説
昔からりんごは身体に良いと言われていますね。 そのりんご、実は皮ごと食べた方が体に良いということをご存知ですか?りんごの栄養と、皮を食べるメリットとは。
みずみずしく、甘酸っぱいりんご。どの世代も好きな果物ではないでしょうか。
りんごの栄養素
りんごは約80%が水分ですが、りんごに含まれる代表的な栄養素をご紹介します。
食物繊維
血糖値の急激な上昇を抑える作用や血中コレステロール値を下げる作用などがあります。また整腸作用も期待できます。
カリウム
塩分を多くとりがちな現代人。塩分(ナトリウム)過多となると浮腫みやすくもなりますし、血圧が上がりやすなどの生活習慣病にもなりやすくなります。その塩分(ナトリウム)を排出しやすくしてくれるのがカリウムです。
ポリフェノール
抗酸化作用が高く、アンチエイジング効果もあります。また血管の酸化を予防してくれたりと、生活習慣病の予防にも繋がり嬉しい効果があります。
ビタミンC
ポリフェノールと同じように抗酸化作用に優れています。また鉄分の吸収を助けたり、アルコール代謝に関わったりなど様々な作用のある栄養素です。
皮を食べることでどんなメリットがある?
りんごの皮や皮の近くの部分には、実は栄養がたくさんなのです。果肉と比べると、皮には食物繊維やビタミンCがとても多く含まれています。なんと、食物繊維が約1.6倍、ビタミンCが約1.5倍です(日本食品標準成分表2020年版より)。
また皮付近にポリフェノールも多く含まれているので、りんごを食べる際はぜひ皮ごと食べるのがおすすめなのです。
「農薬が心配」という声は?
「りんごの皮には農薬が付いていそうで心配」そう思っている方もいるのではないでしょうか。そんな方には、無農薬のりんごをおすすめしたいですが、難しい場合がほとんどかと思います。りんごの選び方について、ご説明します。
国産のりんごを選ぶ
国産りんごの場合、皮についた農薬は水溶性です。つまり、農薬は水で洗い流せば落ちるということです。そのため、流水の下で手でりんごの表面をしっかりと洗い流せば充分です。
どうしても心配な方はスポンジで丁寧に洗う
柔らかいスポンジで洗うことは可能です。水でさっと洗うより丁寧ですし、農薬をしっかり洗い流せます。
海外のりんごには、農薬が多く残っている場合があります。農薬の使用基準が甘い場合があるので、皮ごと食べる場合は、国産のりんごをお勧めします。
まとめ
りんごはとても栄養があり、水分もしっかり摂れるとても素晴らしい果物。値段も安価で、手軽に買うことができます。積極的に食べていきましょう!
AUTHOR
佐藤彩香
管理栄養士、予防医学士。 企業や保育園で栄養カウンセリング、献立作成、栄養計算、店舗運営を経験し、その後独立。実践型の栄養サポートを行い、プロアスリートからスポーツキッズ、ダイエット希望の方など累計5,000人を超える人々と関わる。現在はパーソナル栄養サポート、専門学校非常勤講師、セミナー講師、ライター活動、レシピ開発なども行いながら「あなたのかかりつけ栄養士」として活動している。
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